高菜 食べ て しまっ たん です か。 「高菜食べたんですか!?」で有名なラーメン屋で高菜を食べまくってみた / 店内の写真もアリ

「高菜食べてしまったんですかっ!?」と激怒するラーメン屋がスゴイ (2010年9月9日)

高菜 食べ て しまっ たん です か

あなたは覚えているだろうか? 今から10年以上前、インターネット上で 「高菜、食べてしまったんですか!!!!????」というフレーズが大流行したことを。 これは福岡に実在するラーメン屋における、店員とのやり取りを切り取ったものだ。 厳しいルールがあることでも有名だった同店。 そこで ラーメンより先に高菜を食べるというタブーを犯してしまい、それが原因で浴びせられた言葉が伝説的コピペとなったのである。 歴戦のネット民たちにとっては、もはや常識中の常識のはずだが……。 なんと先日、このフレーズで有名なラーメン屋「博多元気一杯!! 」が、 カップ麺になって発売されたというのだ! な、何だってェェェェエエエエ!? ・衝撃の商品化 高菜以外にも、 スープから飲まなかったら退場だとか、 ラーメンの撮影禁止だとか、嘘かホントか分からない独自ルールが話題だった「博多元気一杯!! 看板すらない頑固なお店が、よりにもよってカップ麺になるなんて信じがたい話だ。 が、半信半疑で最寄りのコンビニに走ってみたところ……。 めちゃくちゃ積んであった。 ・いまくる エースコックより2019年11月25日から発売が始まった『全国ラーメン店マップ 博多編 博多元気一杯!! 監修 博多クリーミー豚骨ラーメン(税抜220円)』。 間違いない、あのコピペのラーメン屋である。 その証拠に、営業中の目印となる 青バケツがしっかり描かれているではないか。 さっそくフタを開け、 お湯を注いで3分待ち、 液体スープを混ぜたら完成。 こ、これがあの伝説の……。 私(あひるねこ)も見るのは初めてだ。 8年以上前に福岡の同店を訪れたものの、撮影禁止だったため写真が1枚もないと話す編集部・Yoshioにも撮らせてやろう。 8年越しだ。 たくさん撮れよ。 それでは実食といくか。 まずは当然スープから……と思ったけど、まあいいや。 麺から食べよ。 ・ルール無視 こうしてスープ全シカトですすり始めたものの、麺にまとわりつく 超ドロッとしたスープにいきなり衝撃を受けた。 な、何だこれは……。 一般的なスープと あんかけの中間とでも言うべき高い粘度に驚かされる。 そのドロドロさ故、やや人工的な印象を受けなくもないのだが、同時に豚骨らしさもほんのりと感じられ、臭みはなく ひたすらクリーミーな味わいだ。 その後もスープ単体で攻めることはなく、麺のみに終始する私。 だが、粘度のせいか麺がなくなるとスープも7割ほどなくなっていた。 実際にお店で食べたことがないので比較はできないけど、けっこうウマかったな……って、 ん!? ちょ待てよ……! 高菜入ってねェェェェエエエエ!! ・まさかの主役不在 ガビーーン。 これは予想外の事態だ。 あのコピペを知る者としては、高菜は必要不可欠なアイテムだったのだが……。 とここで、さらに予想外な情報が寄せられる。 つい先日福岡の店舗を訪れたという人物によると、現在「博多元気一杯!! 」では 高菜を扱っていないらしいのだ。 な、何ィィィィィィイイイ!? さらにさらに、なんと「撮影OK」的な貼り紙まであったとのこと。 もはや別の店やないか! いや、ウマければそれで問題はないのが……どうも物足りねぇ。 とりあえず高菜だ、高菜!! というわけで、次回は 高菜を食べてしまいたい。 つづく? 参考リンク: Report: Photo:RocketNews24.

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高菜、食べてしまったんですか

高菜 食べ て しまっ たん です か

「高菜、食べてしまったんですか!?」 いやあもう、ヒステリックな声だったね。 ラーメン屋中が、静まりかえったよ。 ぼくは一瞬アレと思ったんだけど「はい、食べました。 おいしかったですよ」と答えた。 もしかしたら、これが店主自慢の高菜で、食べてもらえてうれしかったのかもという期待を込めてだ。 まあ、もちろん違ったわけだが。 それで、店の奥さんは、「うちの店は初めてですか」って聞いてきた。 ぼくが答える前に、マシンガンみたいな速さで、「何故高菜を食べたんですか?スープを飲む前に何故高菜を食べたのですか?ルールがあるじゃないですか。 まずスープをというルールがあるじゃあないですか!」って言いながら、瞳孔開きっぱなしの目で迫られたんだ。 言い訳をするようだけど、知らなかったんだよ。 まったく。 それで、テーブルの上のラーメンを手放さずに、「これをお出しすることはできません。 マナーに反する人はお帰り下さい」って言うんだ。 あー、怖くはなかったけど、ちょっとびっくりしたかな。 唖然としたって言うか。 でもぼくは、そこから直で出張に行かなくっちゃあいけなかったんだ。 時間がない。 もうほかの店に入り直す時間なんてない。 だから、どうしてもここで腹ごしらえしなくちゃあいけなかったんだ。 コンビニでおにぎりでも買え?ふざけろよ承太郎。 薄給の独身サラリーマンのたまの楽しみをなんだと思ってる? 「だってここに高菜が置いてあるから、食べちゃあいけないなんて書いてないから食べたんですが。 今から水を飲みますよ。 口の中を洗いますよ。 それでもダメなんですか」と反論してみた。 そしたら、まったくさっきとおんなじことを言われた。 その店は、3人で切り盛りしてるようだったんだけど、この人じゃあ話にならないと思って、近くにいた若い店員の方を見たんだ。 どうにかしてくれって。 たぶん、店主夫婦の息子さんかもね。 顔も似てたし。 そしたらだよ承太郎。 その息子さん、「あちゃー」って顔して僕の方見てるんだよ。 それに、気づいたらぼくはもうその店内で注目の的だ。 みんなして、「あーアイツやっちまったなシロートが」って目で見てるんだ。 実際恐怖だよ。 ぼく、もともとそんな神経図太いほうじゃないからね。 どばっと汗かいたよ。 取引先に行く前なのに参ったね。 どうしよう、じゃあ次は親父さんだ。 そう思って、店の奥で麺茹でてる親父さんを3秒ほど見つめた。 おじさんは養豚場の豚でも見るような目で 「お客さんは酒を飲みますか?利き酒って知ってますか?利き酒をする前に高菜を食べますか?そういうことです。 そんな神経の人に食べてもらっては困るのです」って言うんだよ。 ぼくそんな悪いことしたか?なんでそこで利き酒が出てくるんだよ。 だろ?おかしいだろ? それで、また奥さんがかまし始めてね。 「うちは看板も出さずに必死にやっているのですよ。 スープを認めてくれないなら、やっていけないんですよ。 唐辛子が口の中に入っていたらまともにスープを味わってもらえないじゃないですか?そんな人にスープを飲んで判断されたら、もう終わりなんですよ。 はぁーはぁーはぁっ」 店員の真似なのか、おおげさに三度ため息をついてから、花京院はジョッキからビールを煽ってぎょうざを大きな口でばくばくと食べた。 承太郎は無言でラーメンをすすった。 そして、卓上のティシュで鼻をぬぐった。 鼻が高いので、熱い汁物を食べると垂れてくるのだ。 「……で、昼に食いっぱぐれたからラーメン屋というわけか」 「そーだよ。 ぼくは、今日の午後昼飯を食いっぱぐれたうえ胃袋がラーメンになってたからね!ちなみにあの店ティッシュも置いてなくて、かわりにポケットティッシュとハンカチが有料で置いてあった」 「…なんてこった」 花京院は、仕事上がりに承太郎を拉致して、こうして近所のラーメン屋に繰り出していた。 承太郎としても、ラーメンは悪くない選択肢だったのでこうして某長浜系ラーメンチェーン店に付き合って、まるでマシンガンのような愚痴を聞いてやっているのであった。 こういう時は、へたに相槌を打たず、しゃべるがままにしておくのが吉だった。 しかし、あんまり沈黙していると「きみ聞いているのか」と怒りのベクトルがこっちへ向いてくるので、スタープラチナのような精密さと正確さで相槌を打ってやるのだ。 「しかしその店変わってやがるな」 「ああ。 職場が近いからいつも通るんだが、いつもはシャッターが閉まってるのに、今日だけは開いてて人が並んでいたんだ。 覗いてみたらラーメン屋だったから、これはもう入るしかないだろう?ひょっとしてひょっとする店じゃあないのかって思うだろう」 「そこまで思わせぶりだとな」 「で、入ってみたら、メニューが少ないんだ。 テンションも上がるだろ。 おなじみの手書きの黄色いポップで『ラーメン一杯!!500円』『替え玉一杯!!150円』って。 ラーメン屋でメニューが少ないのは期待大だろ、承太郎」 「ああ。 塩だ醤油だつけ麺だってあちこち手を出して自滅するラーメン屋は多いな」 「その通りだよ。 さすが話が分かるな承太郎。 で、注文の様子を聞いていると、皆「カタ」とか「バリカタ」って注文しているところから、ぼくはとんこつ系だと推測した。 で、初めてだったし、「普通」って注文した」 「そこまでは滞りないな」 「うん……でもな、そこでちょっとした事件が起こった。 ぼくの2つ横に座っていた、いかにもラーメンブログやってますって風貌のお兄さんが、通ぶったのか「おすすめはなんですか」って聞いて、一見さんはお断りですっていきなり追い出されたんだ」 「ほう、きな臭くなってきやがったな」 「何気なく注文したけど、ぼくははらはらしたよ。 気取ってそんな風に注文してたら、きっとぼくも追い出されていた。 ラーメン屋の癖に、なんて緊張感だ。 ぼくはその時点でちょっと入ったのを後悔していた。 嫌なもの見ちゃったなって。 ちなみに店内を見まわすと、一見さんお断りとか写真撮影禁止とか注意書きがびっしりあった」 「……ほう」 「気になったけど、まあぼくはそこで高菜食べて脱落した。 それで、出張へ行く途中に電車の中でスマホで調べた」 「………やれやれ」 「やっぱりネットでもある意味有名だったらしく、その店のルールがまとめられていた」 花京院は、鞄から手帳を取り出した。 そして、後ろの罫線のみのページを出して、承太郎に見せた。 「……客を選ぶにもほどがあるな。 こんなくそめんどくせえルール守ってまでラーメンなんか食いたくねえぜ」 「しかも、ネットの情報だと注意する人間を見た目で選ぶらしい。 やくざとかチンピラっぽい人がルールを破っても、何も言われないようだ。 ぼくはどうやら気弱そうな人間に見られたらしい」 たしかに、ちょっと面食らって、言われるままに追い出されてしまった。 恐怖に屈してしまった…。 花京院は悔しそうに眉をゆがめた。 「なんだそりゃ……」 「昨今のラーメンブームで店側がつけあがるのも分かるが、それを客に押し付けるのは気に入らない。 それを客がやたらありがたがるのもだ。 ラーメンでぼくが望むことは、そこそこの値段で手早く、それなりの味のものを食べることだ。 高菜を食べた食べないで味が変わるような繊細さは求めていない。 そういう繊細さは酒蔵とかゲームのグラフィックに求める。 味を追求するのは料理人として当然のことだ。 それは分かる。 だが、それを客に押し付けるのはどうだ?確かに食事にマナーは必要だ。 マナーを守ってこそのお互い楽しい食事だ。 だが、度を越したそれは、もはやエゴといっても差し支えないんじゃあないか。 どう思う承太郎!」 「概ね同意だ。 ……おい、麺がのびるぞ」 花京院は、承太郎に指摘されて思いだしたようにずぞーっとラーメンをすすった。 腹の中のわだかまりをすべて吐き出せたようで、すっきりとした顔だ。 とっくのとうにラーメンを食べ終えて手持無沙汰な承太郎は、花京院の空になったジョッキを片付けやすいようにカウンターに乗せる。 ラーメン屋も客も、持ちつ持たれつだ。 食事は楽しく平和にとりたいものである。 「ふむ。 なかなか興味深い店だぜ。 次は俺も行く」 「……なんだって承太郎」 「俺も行くぜ。 てめーのリベンジにな」 生もう一杯、と承太郎がラーメン屋の店員に声をかける。 花京院は少し固まり、「……気持ちは分かるが、きみ……まずい飯屋でも料金は払えよ」と言った。 承太郎は舌打ちした。 「何年前の話してんだてめーは」 「だってさ、きみ、初めて会った時保健室で……………あっ…いま思いだしたけど、ぼくラーメンに口付けてないのにお金取られてる!」 一週間後、ふたりは花京院の職場である目黒支部前に集まった。 花京院はさっそく戸惑っていた。 「………きみ、車こんなの持ってたっけ…?」 「財団に手配させた」 「………」 花京院を迎えに来た承太郎の車両は、警察が路上で見たら9割9分職質をかけるような風体だった。 黒色型落ちセダン、キズ凹みあり、汚いの3K、スペアタイヤ、真っ黒なスモークフィルム。 ようするに、平均的なチンピラが乗りそうな車である。 そして、車両を降りた承太郎は、趣味が悪い柄シャツを豪快に開け、ドンキで売っていそうなパチモンのチンピラサングラスを着用していた。 花京院は絶句した。 「え……その恰好………なに…ダサ…どうした…イメチェンか?」 「買った。 もう一枚あるがてめーも着るか」 「いや……いい……」 「乗れよ」 助手席のドアを開けられる。 内装も、納得のチンピラチョイスだ。 木目調の内装に革張りのシート、水中花のシフトレバーを見た時は吹き出しそうになった。 乗れないよ、こんな車。 こんな車の助手席に乗るくらいだったら、山手通りを泥だらけのトラクターに乗ってクラクションを鳴らされているほうがましだ。 「ン…ぼくは歩いてこうかな……近いし…」 「早く乗れって言ってんだろうが…!」 いつもの承太郎なら、はいはいわかりましたよで済むようなやり取りだが、この風体でされると妙な凄みがある。 実際、近くの歩行者は二人を遠巻きに見つめ、ひそひそ話をしている。 傍から見れば、カワイそーなサラリーマンがやくざに絡まれ犯罪に巻き込まれているようにしか見えない。 周りの視線が気になり、いたたまれなくなって花京院は大人しく車に乗った。 車は無理やり割り込むように乱暴に走り出した。 ちょっと、いつもは優良ドライバーなのにどうしたんだ。 そこまで再現しなくていい承太郎! 「ああ……見た目で判断されるかもって、きみ覚えて…」 「まあな。 とことんやってやろうと思ってな」 「…まあきみの場合、いつも通りでも全然問題なかったと思うが……」 承太郎は、ラーメン屋の前にF1のピットインのような派手な音を立てて車を横付けした。 うっ、この男、やりやがった。 ペケ一個めだ。 なるほど、そういう「リベンジ」ってわけか、承太郎!花京院は理解し、これから先警察沙汰にならないことを祈り、他人のふりを決め込んで承太郎の一挙一動を傍観することにした。 承太郎は地図を手に持ち、「ここが例のラーメン屋か」とか言いながらのしのしと店内へ入り、案内されてもいないのにカウンターの奥に座った。 この時点で店内にさっと緊張が走る。 ラーメン屋のルールを破る破らない以前の緊張感である。 音だけを聞いて、ブルドーザーだと認識できるように、この男は危険だとわかる、原始的な恐怖である。 花京院もそっと承太郎のふたつ隣に座った。 背中を丸めて、なるべく目立たないように。 「……おい、メニューくれ」 「お客さん、うちにメニューは…」 「ああ?」 奥さんは黙ってメニューを差し出した。 メニューあるんかい!花京院はずっこけた。 「ラーメン大盛りと…炒飯をもらおうか…」 承太郎はメニューにない炒飯を注文した。 メニューをもらっておきながら読まないとは。 完全に頭がいかれている客だ。 実際こんな客、ラーメン屋で同席するのはご遠慮したい。 「すみません、うちはラーメンだけなんで…あと大盛りじゃあなく替え玉…」 「ああ?ったくしょうがねえ店だな。 炒飯も置いてねえしよ。 おい、じゃあそれでいい」 完全に、ぼくも含め店は承太郎のペースに巻き込まれていた。 この爆弾男が、一体どんなことをしでかすのか、ある種吐きたくなるくらいの緊迫感の中、みんなが固唾を飲んで見守っている。 ラーメン伸びるぞと言ってやりたい。 承太郎はあくまでマイペースに、八つ折にされてぼろぼろのスポーツ新聞を広げて読みだした。 それもチンピラ小道具か。 それ自分で準備したのか。 ここまでいくとなんだかほほえましいぞ承太郎。 そして、見出しを大声で読みあげた。 「〇鵬貫禄の単独トップ」 そして、ぼくの方をちらっと見下ろした。 「おいおい、豪〇道負け越しかい。 情けない話だぜ。 なあおいお兄ちゃん」 声でけーよ!空気に飲まれて委縮した花京院は完全に無視を決め込むこともできず、ただうなだれて首だけで頷いた。 恥ずかしい。 もう帰りたい。 リベンジとかラーメンとか、もうどうでもいい…パスタ食べたい! 承太郎はひとりごとか、それとも花京院に向かって話しているのか、ここ数年の日本の角界について、腐敗しきった相撲協会の情けなさからかいつまんで説明した。 おそらく、無駄に話すのが嫌いな承太郎が必死に考えた、長く話すことができるチンピラっぽい話題が相撲だったのだろう。 まさか、本職の海洋学について話すわけにもいくまい。 無視するのもかわいそうなので、花京院は相槌のかわりに愛想笑いを浮かべて頷いてやった。 会話禁止のラーメン屋で無ければ、ぜひとももう一度講釈してほしい内容だ。 花京院も、相撲は好きだった。 それに、承太郎の話がうまいので興味が湧いてくる。 こんな格好をしていても、さすが承太郎は理知的な話し方をする。 はじめはチンピラを意識した話し方をしていたのに、途中から夢中になったのか、いつものようなロジカルで端的でわかりやすく、思わず膝を打つような口調になっていた。 はじめは他人のふりをしていた花京院も、ついつい言葉を返してしまった。 しまった…!ぼくを共犯者にするつもりか承太郎! 「……というわけでな」 エンジンかかってきたぜとわんばかりのいやな笑みをにやっと浮かべられ、花京院はまんまと自分が承太郎と同じ土俵に立ってしまったことを悟った。 店の親父さんと奥さんは、こちらを注意するでもなく、唖然としていた。 奥さんは、わなわなと怒りに体を震わせていた。 花京院は、少しばかり溜飲が下がった気がしたが、すぐにカワイソーになってしまった。 そりゃあそうである。 いきなり本職以上に凄みがある2m級のチンピラが入ってきたと思ったら、相撲について喧々諤々と講釈をぶち始めたのだから、ちょっとした恐怖である。 承太郎の様子を見ていて、気づいたことがあった。 それは、彼が破っているルールは彼なりに納得できないものだけらしい。 たとえば、携帯電話とか喫煙、写真撮影なんかは、彼も店でやるにはふさわしくない行為だと思っているのか、不可侵にするらしい。 単純に彼が店から押し付けられたエゴだと思ったものに反発しているようだ。 なんというか、しょうもないというか、ヤな奴~といったところである。 そして承太郎は、禁断の高菜に手を伸ばした。 かぱっと容器を開け、のぞき、低い声で「高菜か」と呟いた。 店内が異様な緊張感に包まれる。 割り箸を割る音がやけに響く。 そして、ちょっとつまみ、むしゃっと齧った。 「この高菜、かれーなおい」 ギルティー!禁断の高菜ギルティーだ。 花京院は、親父さんと奥さんがどういう反応をするか固唾を飲んで見守った。 一週間前、花京院はここで脱落したのだから、ここで承太郎も注意されなかったらおかしい。 この時点で、この男は7つも強制退場となるルールを破っているのだ。 ところが、親父さんも奥さんも、承太郎の迫力とマイペースさに圧倒され、何も言えないようだった。 それどころか、ラーメンが普通に運ばれてきた。 そんなことってあるか? スープの一口も飲めずに追い出されたぼくは、一体なんだったのだ。 「スープから、どうぞ」 奥さんは、若干、いやかなり「スープから」という言葉を強調して、彼のまえにどんとどんぶりをおいた。 その直後に花京院のところにも運ばれてきた。 彼は、前回の失敗を踏まえてレンゲを持った。 せっかくお金を払うのだから、今回は最後まで食べてやらなきゃあ気が済まない。 そして、花京院はとなりの承太郎を見て、呆れるを通り越し、感心してその驚異の食いっぷりに見入ってしまった。 あ、と大口を開けたと思ったら、ずっ!ずる!ずるるるる!とほぼ三口で麺を完食してしまった。 実に見事であざやかな犯行である。 店側が口を挟む余裕も暇も与えない。 そして、どんぶりを持ち上げ、ごくっごくっごくっとのどを鳴らして器をあっという間に干してしまった。 そして、たんと器を置いて、ふうと息をついた。 犯行時間ものの3分といったところであった。 ラーメンを食べるのにも、ダイナミックでいちいち様になる男だ。 サングラスは曇っているが。 「……まあまあだな」 言うに事欠いて、「まあまあ」だと。 そして、カウンターに代金だけ置き、「気に入ったぜ。 また来る」と悪魔のような発言を残し、のしのしと去ってしまった。 嵐のような男だ。 店は、立った今起きたことを消化できずにしばらくぽかんとした空気が流れていたが、徐々にいつものペースを取り戻していた。 学生っぽい青年の携帯が鳴ったのをやっぱり奥さんは注意したし、さっきの承太郎の行動についてぺちゃくちゃ話し出したカップルには冷たい目が向けられた。 残された花京院も、ぼろを出さないうちにはふはふとラーメンに向かった。 ちなみに、あとから高菜を入れるとぴりっと味が変わって美味しかった。 ピリ辛指数、ぼくにジャストといったところだ。 ようやく食べ終わって店から出ると、承太郎が表で一服しながら花京院を待っていた。 「おまたせ」 「おう。 午後休み取ったんだろう。 コーヒーでも飲んでいくか」 たしかにそそられる提案だ。 気分はキンキンに冷えたアイスコーヒーだ。 だが、目の前の承太郎の姿を改めて見て、花京院は思わずぷっと笑ってしまった。 こんなチンピラを受け入れてくれる喫茶店なんて、現代の日本じゃあ存在しないんじゃあないかな、承太郎。 「うーん、そうだな、一回家に帰って出直そうよ」 終わり.

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高菜、食べてしまったんですか?で有名な看板のないラーメン屋「博多元気一杯」のカップラーメン発売

高菜 食べ て しまっ たん です か

何年か前に「高菜、食べてしまったんですか?」というのが 話題になり、いまだにコピペで以下の文章をみかける 「高菜、食べてしまったんですか!!!!????」。 多分、僕の口の周りに微妙に唐辛子の味噌がついていたのだろう。 はい、食べました。 美味しかったです。 と答えた。 すると、「うちの店は初めてですか?(答える間もなく)何故高菜を食べたんですか? スープを飲む前に何故高菜を食べたのですか? ルールがあるじゃないですか。 まずスープをというルールがあるじゃないですか!」と18センチのまま一気にかましながら、持ってきたラーメンを手放さずにこう言った。 「これをお出しすることは出来ません。 マナーに反する人はお帰りください」。 唖然とした。 「だってここに高菜が置いてあるから、食べちゃいけないなんて書いてないから食べました。 じゃあ、今から水を飲みまくりますよ。 で、口の中を洗いますよ。 それでも駄目なんですか?」と訊ねたら、また同じことを言われた。 長男を見たら、長男は「あちゃー」という顔で奥でもじもじしている。 そっか、わかった。 次は旦那さんだ。 3秒ほど無表情で見詰めたら、反応があった。 「お客さんは酒を呑みますか? 利き酒って知ってますか? 利き酒をする前に高菜を食べますか? そういうことです。 そんな神経の人に食べてもらっては困るのです」。 ここでまた奥さんがかまし始める。 「うちは看板も出さずに必死にやっているのですよ。 スープを認めてくれないなら、やっていけないんですよ。 唐辛子が口の中に入っていたらまともにスープを味わってもらえないじゃないですか? そんな人にスープを呑んで味を判断されたら、もう終わりなんですよ、はぁーはぁーはぁっ」 看板のない有名ラーメン店の「博多 元気一杯」からまさかの カップラーメンが発売されました。 コピペのようにこだわっているのにカップラーメン? 目次• 店でのルール よくネットで書かかれているルールは以下のような感じです。 ・最初にスープから飲まず麺から食べたら退場。 ・最初にスープを飲んだが飲む前にかき混ぜてしまったら退場 ・目の前にある辛子高菜はラーメン食べる前に食うと退場。 ・店の前に駐車すると退場 ・子供は不可。 子供づれの時点で退場 ・喫煙不可。 ・携帯撮影はもちろん着信音が鳴っても退場。 ・地図をもって店に入ると退場 ・店内をきょろきょろ見回しても退場 ・メニューを聞くと退場 ・大盛りを注文すると退場 ・ラーメンについて語るのも不可 ・関西弁不可 あくまでネットでの噂なので全てが本当かは不明です。 高菜がない? コピペに出てくる「 高菜」ですが、現在おいていないようです。 置いていない理由は、不作により供給が間に合ってないらしいです。 これを目当てに行った人も多いと思いますが残念ですね。 カップラーメン というわけで前置きはいいとして、2019年11月25日(月)にエースコックから 「 全国ラーメン店マップ 博多編 博多元気一杯!!監修 博多クリーミー豚骨ラーメン」 が発売されました。 11月25日から全国のコンビニ・スーパーで発売です。 よろしくお願いします。 — 博多元気一杯!! staff 🅰.!! — 博多元気一杯!! スープと相性良く仕上げました。 ポークをベースにまろやかに仕上げたスープです。 「博多元気一杯!!」らしい、臭みがなくしかし味わい深い一杯に仕上げています。 コリコリとした食感の良いキクラゲ、ねぎ、大豆そぼろを加えて仕上げました。 だそうです。 「 全国ラーメン店マップ」とは、全国各地の有名な人気ラーメン店の味を手軽なタテ型カップで再現した エースコックの「ご当店カップ麺」 シリーズです。 まとめ 1999年の開店当初は実食中だろうと商品提供前だろうと関係なく ルールを破ると一発退場 のような「掟」があることでも有名でしたが、現在は緩和されているようです。 2019年には『ミシュラン福岡』にも掲載され、その味を再現したという 今回の商品は 「臭みがなくしかし味わい深い一杯」になっているそうです。 ぜひ食べてみたいカップラーメンですね!.

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