アルコール 性 ケト アシドーシス。 糖尿病ケトアシドーシスについて

アルコール性ケトアシドーシスの症状、診断、検査、治療

アルコール 性 ケト アシドーシス

抄録 目的:救急外来患者におけるアルコール性ケトアシドーシス AKA とアルコール性ケトーシス AK の実態を把握することを目的に,救急搬送されたアルコール関連患者のケトン体検索を積極的に行い,AKAとAKの実態を前向き prospective に調査し,さらに後ろ向き retrospective にもAKAのデータ解析を行った。 対象と方法:研究1 1999年11月から2000年1月までに慶應義塾大学病院救急部に搬送された患者のうち,すべてのアルコール関連疾患において,血液ガス分析,血中ケトン体分画の測定,尿ケトン体検査を行った。 研究2 1988年8月から1999年12月に搬送された全患者のデータベースより,飲酒に関連した患者と大酒家を抽出し,血中ケトン体の上昇または尿中ケトン体陽性を確認し得たアシドーシス症例 pH 7. 35未満 をAKAとして,その臨床像を検討した。 結果:研究1 3か月の調査期間のアルコール関連疾患の数は,救急搬送患者940人のうち16人であり,AKAは2人であった。 AKを5人に認めた。 研究2 搬送患者27,952人中,飲酒に関連した患者と大酒家として登録されていた患者は210人であり,このうちAKAは9人であった。 ケトン体比は全例で著明に低下していた。 AKAは意識障害,低体温,低血糖,ケトン体比の低下を随伴し,大酒家突然死症候群の病態と多くの共通点がみられた。 AKAでは尿ケトン体検査の偽陰性が多く,大酒家のアシドーシスでは救急医はAKAとAKを念頭に診察に当たるべきである。

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日本人の5%に疑いも。医者が見逃す「アルコール依存症」の恐怖

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乳酸アシドーシスの初期症状について 胃腸症状として悪心、嘔吐、腹痛、下痢等や、倦怠感、筋肉痛、過呼吸等が認められます。 胃腸症状は、ビグアナイド系薬剤の投与開始初期によく認められる副作用である胃腸症状との区別が難しいとされています。 通常の副作用の場合は軽度で一過性であり、一時的な減量、休薬により症状は回復することが多いようですが、海外では重傷の下痢、嘔吐等が乳酸アシドーシス発現前に数日から数週間続いている例が報告されています。 また、血中乳酸値は、運動や食事のほか、薬物療法で低血糖の時も高値を示すので注意が必要です。 (運動後、食後では高値を示す。 valuecommerce. valuecommerce. valuecommerce. valuecommerce. valuecommerce. valuecommerce. 腎機能生涯(軽度障害を含む) 透析患者(腹膜透析を含む) メトホルミン(メルビン)は肝で代謝されず大部分が腎から未変化体のまま排泄されるため、腎機能障害の患者ではメトホルミンが体内に蓄積する可能性があります。 このため肝での乳酸の代謝能以上に乳酸が増加し、乳酸アシドーシスにつながるおそれがあります。 (腎機能検査の結果が正常範囲外の患者には投与しないこと)透析患者では次の透析までの数日間メトホルミンが蓄積することから、乳酸アシドーシスが起きやすいと考えられます。 また、ヨード造影剤使用時には投与を一時的に中止する等、適切な処置を行って下さい。 肝機能障害 乳酸は主に肝臓で代謝されるため、肝機能障害の患者では乳酸の代謝が抑制され、乳酸の血中濃度が上昇するおそれがあります。 ショック、心不全、心筋梗塞、肺塞栓など心血管系、肺機能に高度の障害のある患者およびその他の低酸素血症を伴いやすい状態 このような状態の患者では、嫌気的解糖が亢進して乳酸産生が増加し、また循環不全により肝での乳酸処理能が低下します。 適度のアルコール摂取患者 アルコールは乳酸から糖への新生、乳酸の肝臓での代謝を減少させる可能性があるため、乳酸の血中濃度が上昇するおそれがあります。 アルコール依存のある人、あるいはアルコール痛飲時には服用しないようにする必要があります。 脱水症 下痢・嘔吐等の胃腸障害 脱水状態から循環不全、組織低酸素状態に至り、乳酸アシドーシスが起きやすくなります。 高齢者 一般に高齢者では腎・肝機能や呼吸機能が低下していることが多いため、乳酸アシドーシスを起こしやすいと考えられています。 妊婦または妊娠している可能性のある婦人 妊婦は乳酸アシドーシスを起こしやすいといわれています。 重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者 このような患者では、乳酸アシドーシスを起こしやすいといわれています。 他院、他科での治療の際は、ビグアナイド系薬剤で治療中である旨を伝える必要があります。

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つい10年ほど前まで,救急医学系の学会に参加するたびに「アルコール性ケトアシドーシスalcoholic ketoacidosis(AKA)の1例」といった症例報告に遭遇するほど,本邦ではあまり知られない疾患であったが,近年はその知名度もずいぶん高まってきたように思える。 しかし,本疾患に関するサンプル数の大きい系統立った臨床研究はほとんど存在しないため,いまだに不明な点が多く,誤解も根強く存在している。 本コラムでは,過去の総説,臨床研究を俯瞰することで,AKAの病態生理,診断,治療についてできるかぎりシステマチックにまとめることを試みた。 まずPubMedで「alcoholic ketoacidosis」および「alcoholic ketosis」を検索し,英文で書かれた総説と臨床研究を抽出した。 一部割愛したが,1971年以来11篇の主要な総説が抽出された 1〜11)。 医学中央雑誌で「アルコール性ケトアシドーシス」「アルコール性ケトーシス」を検索したところ,和文の総説は1篇のみであった 12)。 システマチックレビューやメタ解析は存在しなかった。 一方,法医学関係の研究を除外すると臨床研究はわずか7篇しか渉猟し得ず,すべて観察研究であった 13〜19)。 この臨床研究の少なさこそが,AKAに関する我々の理解不足につながっていることは否めない。 すなわち,AKAに関する臨床的なエビデンスで確立されたものは何一つ存在しないと言ってもいいだろう。 個人的にも,日常的にAKAに関していくつかの疑問をもっている。 数少ない文献を手がかりに,本コラムでは下記の疑問にできるかぎり答えていきたい。 なお,我々の施設でも相当数のAKA症例を経験しているため 20,21),これらの自験例の結果も交えながら解説することをお許しいただきたい。

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