こち た し。 東風 こち 語源・由来は?

こだわり産地の無添加フルーツジュース専門店・こちる(cochill juice)

こち た し

以下の読み方があります。 ・「南風」の読みは、「みなみかぜ」「なんぷう」。 また俳句などの季語で、「みなみ」「はえ」と読むとの記述がありました。 ・「北風」の読みは、「きたかぜ」「ほくふう」。 また俳句などの季語で、「きた」「ならい」と読むとの記述がありました。 ・「西風」の読みは、「にしかぜ」「せいふう」。 また俳句などの季語で「にし」、地名や人名などで「ならい」と読むとの記述がありました。 以下の資料に記載があります。 〇『早引き俳句季語辞典』 復本一郎/編 三省堂 2003年 〇『風の名前』 高橋順子/文 小学館 2002年 〇『カラー図説』 日本大歳時記 講談社 1983年 〇『季語季題よみかた辞典』 日外アソシエーツ株式会社/編集 日外アソシエーツ 1994年 〇『季節のことば辞典』 復本一郎/監修 柏書房 2004年 〇『難読姓氏・地名大事典』 丹羽基二/著 新人物往来社 2006年 〇『雨と風のことば』 加藤迪男/編 岐阜新聞社 2003年 回答プロセス Answering process 1.所蔵資料の内容確認 「和歌」「俳句」「季語」「気象」「風」などのキーワードでタイトル、件名検索。 参考図書架や分類451、911の書架をブラウジング。 〇『早引き俳句季語辞典』(三省堂 2003年) p. 109 「東風」に「こち」の読み表記あり。 109 「西風」のみ単独でなく、「涅槃西風」「ねはんにし」の読み表記あり。 111 「南風」「なんぷう」「みなみ」の読み表記あり。 また、「はえ」(南風。 近畿以西で用いられた)、「まぜ」(南または南西風のこと)、「まじ」(まぜとおなじ)などの関連語の掲載があり、南風を「はえ」と読ませる例句あり。 117 「北風」「きた」の読み表記あり。 〇『風の名前』(小学館 2002年) p. 59に「南風」「はえ」の読みと「ところによっては「はい」「みなみ」とも呼ぶ。 おもに西日本でいう南風を指す古くからある言葉(後略)」 との記述あり。 112に「北風」「きたかぜ」の読みと「単に「きた」ともいう。 北からの冷たい風。 」との記述あり。 131に「西風」「にしかぜ」の読みと「「せいふう」とも読む。 西から吹く風。 単に「にし」という地方は多い。 」との記述あり。 165に「南風」に「なんぷう」の読みあり。 読みではないが「「はえ」ともいいます。 」との記述あり。 2.追加調査 ここまで調べた資料の記述に「その土地の地形や気象的特徴、地名、あるいは季節感のある言葉などをきめ細かく添えた呼び名が数多くある」とあったので、「地形」「地名」「方言」などのキーワードでタイトル、件名検索し、所蔵資料を追加調査。 〇『難読姓氏・地名大事典 』(新人物往来社 2006年) p. 山脈の位置によって風の吹く方向は違うが、北風、西風、または、それに近い方向の風が多い。 (後略)」との記述あり。 〇『カラー図説 日本大歳時記』 講談社 1983年 p439 「南風(みなみ)」の項あり。 読みとして「みなみ」「みなみかぜ」「なんぷう」の記述あり。 440 「はえ」の項あり。 関連傍題「南風」に「はえ」の読み表記あり。 句例あり。 440 「まじ」の項には漢字表記なし。 関連傍題に「まぜ」あり。 895 「高西風」、「大西風」の項あり。 それぞれ「たかにし」「おおにし」の読み表記あり。 1215 「北風(きた)」の項あり。 読みとして「きた」「きたかぜ」「ほくふう」の記述あり。 句例あり。 p1216 「ならい」の項あり。 関連傍題「北風」に「ならい」の読み表記あり。 句例あり。 〇『季節のことば辞典』 復本一郎 監修 柏書房 2004年 p. 195 「はえ【南風】」あり。 p4凡例に、「見出し語にあてられる漢字については標準的な書き表し方を【】内に示した。 ただし俳句で慣用または頻用される表記はこれを採ったものである。 」と記述あり。 363 「きた【北】」の項に、「北風」を「きた」と読ませた句例あり。 〇『季語季題よみかた辞典』 日外アソシエーツ株式会社/編集 日外アソシエーツ 1994年 p. 93 「北風」の読みに、「きたかぜ」「きた」「ほくふう」の記述あり。 267 「南風」の読みに、「はえ」「みなみ」「みなみかぜ」「なんぷう」の記述あり。 〇『雨と風のことば』 加藤迪男/編 岐阜新聞社 2003年 <風のことば> p. 103 「東風(あいのかぜ)」の読み表記あり。 105 「東風(あゆ・あゆのかぜ)」の読み表記あり。 120 「北風(きたかぜ)」の読み表記あり。 124 「東風(こち・こちかぜ)」の読み表記あり。 131 「西風(せいふう)」の読み表記あり。 136 「東風(とうふう)」の読み表記あり。 138 「南風(なんぷう)」の読み表記あり。 140 「南風(はえ)」の読み表記あり。 141 「東風(ひがしかぜ)」の読み表記あり。 165 「北風(ほくふう)」の読み表記あり。 166 「南風(みなみかぜ)」の読み表記あり。 <風の季語> p. 171 「東風(こち)」の読み表記あり。 句例あり。 175 「南風(なんぷう・はえ・みなみ・みなみかぜ)」の読み表記あり。 句例あり。 176 「南風(はえ)」の読み表記あり。 句例あり。 178 「高西風(たかにし)」の読み表記あり。 句例あり。 181 「北風(きた・きたかぜ・ほくふう)」の読み表記あり。 句例あり。 「北風(ならい)」の読み表記あり。 句例あり。 ・「なんぷう【南風】」、「みなみかぜ【南風】」はそれぞれ漢字表記あり。 ・「みなみ【南】」は、意味に「みなみかぜ(南風)の略。 」の記述あり。 ・「はえ」は漢字表記はなし。 意味に「南」「南風」の記述あり。 また、方言として「はいかぜ」などの用例あり。 ・「まじ【真風】」の意味に、「まぜ(真風)と同じ。 」と記述あり。 ・「ならい」は漢字表記なし。 意味に「冬に山並に沿って吹く風。 」の記述あり。 「ならいかぜ。 ならいのかぜ。 ならいごち、ならえ。 」の記述あり。 ・「なる」の項で、西風または北風の意味の掲載はなし。 ・「にしかぜ【西風】」の漢字表記あり。 ・「せいふう【西風】」の漢字表記あり。 ・「ほくふう【北風】」の漢字表記あり。 ・「きたかぜ【北風】」の漢字表記あり。 ・「きた【北】」は、意味に「北風。 〈季・冬〉の記述あり。 90 あゆ【東風】(アイとも)東のかぜ。 1985、2338 とうふう【東風】、ひがしかぜ【東風】の項に、「こち」の読みあり。 南風、北風、西風の項には、別の読みはなし。 千葉・伊豆大島・三宅島・八丈島・神奈川・大分。 」の記述あり。 事前調査事項 Preliminary research.

次の

東風(こち)とは

こち た し

春風のやわらかな漢字が「小(こ)」という文字で表現されているのだろうか。 古典文学では、小風(こち)のように、「風」に「チ」の音を当てる例が見られる。 例えば、清少納言『枕草子』「名おそろしきもの」では、次のように「疾風(ハヤチ)」という語句が用いられている。 名おそろしきもの。 谷の洞。 鰭板 はたいた。 鉄 くろがね。 土塊 つちくれ。 雷 いかづち は名のみにもあらず、いみじうおそろし。 疾風 はやち <以下略> <出典:清少納言『枕草子』「名おそろしきもの」より> さらに幸田 露伴『音幻論』では、かつて江戸で「西北の風」を「ハガチ」と呼んでいた例を挙げている。 また、同書によれば、「散る(チル)」という動詞も、「くもる」が「雲+る」であるように、「風(ち)+る」というような理屈で「風」が語源となった言葉であるという。 東の原型「ヒムカチ」 田井信之「語源を探る」 桜書院 の解説によれば、東(ひがし)の語源「ヒムカチ」の上略形「カチ」が「コチ」となり、東の風を意味する「コチカゼ(東風)」がさらに省略されて東風=コチとなったと説明されている。 東(ひがし)の語源については、太陽が登る方角という意味の「日向かし」(ヒムカシ)説が有力。 語尾の「し」は「嵐(あらし)」の「し」と同じく「風」を意味している。 「ヒムカシ」を「ヒムカチ」とした場合でも、語尾の「チ」も上述のとおり「風」を意味しているので、同じ意味になるのだろう。 瀬戸内海の漁師言葉 Webサイト「こよみのページ」の解説によれば、東風「こち」の語源は瀬戸内海の漁師言葉に由来するとする説があるようだ。 東風を「こち」と呼ぶその語源は瀬戸内海の漁師言葉だとする説があります。 瀬戸内には、「鰆(さわら)ごち」「雲雀(へばる)ごち」「梅ごち」「桜 ごち」「こち時化(しけ)」といった「コチ」を含む言葉があるそうです…漁師さんからすると東風は荒れる風の意味が強いようで、あまり歓迎される風ではないようです。 つまり、「こち」という言葉が東風を意味している「使われ方の一例」を示しているにすぎず、なぜ「こち」が東風なのかという語源について明らかにしていない。 仮にこれが語源と説明するのであれば、瀬戸内海の漁師が日本で一番最初に東風を「こち」と呼んだ等の主張が必要になるが、それでも語源の説明にはなっていない。 その他の説 上述の説以外にも、東風「こち」の語源については数多くの説があるようだ。 筆者の私見では、東(ひがし)の語源「ヒムカチ」説が興味深く感じられるが、皆さまはいかがお考えだろうか? 関連ページ 太宰府に左遷される前の菅原道真が詠んだ有名な和歌 学問の神様として知られる菅原道真を題材とした日本の唱歌 先人たちが経験から学び伝えた有名なことわざ・故事成語まとめ.

次の

東風(こち)とは

こち た し

春風のやわらかな漢字が「小(こ)」という文字で表現されているのだろうか。 古典文学では、小風(こち)のように、「風」に「チ」の音を当てる例が見られる。 例えば、清少納言『枕草子』「名おそろしきもの」では、次のように「疾風(ハヤチ)」という語句が用いられている。 名おそろしきもの。 谷の洞。 鰭板 はたいた。 鉄 くろがね。 土塊 つちくれ。 雷 いかづち は名のみにもあらず、いみじうおそろし。 疾風 はやち <以下略> <出典:清少納言『枕草子』「名おそろしきもの」より> さらに幸田 露伴『音幻論』では、かつて江戸で「西北の風」を「ハガチ」と呼んでいた例を挙げている。 また、同書によれば、「散る(チル)」という動詞も、「くもる」が「雲+る」であるように、「風(ち)+る」というような理屈で「風」が語源となった言葉であるという。 東の原型「ヒムカチ」 田井信之「語源を探る」 桜書院 の解説によれば、東(ひがし)の語源「ヒムカチ」の上略形「カチ」が「コチ」となり、東の風を意味する「コチカゼ(東風)」がさらに省略されて東風=コチとなったと説明されている。 東(ひがし)の語源については、太陽が登る方角という意味の「日向かし」(ヒムカシ)説が有力。 語尾の「し」は「嵐(あらし)」の「し」と同じく「風」を意味している。 「ヒムカシ」を「ヒムカチ」とした場合でも、語尾の「チ」も上述のとおり「風」を意味しているので、同じ意味になるのだろう。 瀬戸内海の漁師言葉 Webサイト「こよみのページ」の解説によれば、東風「こち」の語源は瀬戸内海の漁師言葉に由来するとする説があるようだ。 東風を「こち」と呼ぶその語源は瀬戸内海の漁師言葉だとする説があります。 瀬戸内には、「鰆(さわら)ごち」「雲雀(へばる)ごち」「梅ごち」「桜 ごち」「こち時化(しけ)」といった「コチ」を含む言葉があるそうです…漁師さんからすると東風は荒れる風の意味が強いようで、あまり歓迎される風ではないようです。 つまり、「こち」という言葉が東風を意味している「使われ方の一例」を示しているにすぎず、なぜ「こち」が東風なのかという語源について明らかにしていない。 仮にこれが語源と説明するのであれば、瀬戸内海の漁師が日本で一番最初に東風を「こち」と呼んだ等の主張が必要になるが、それでも語源の説明にはなっていない。 その他の説 上述の説以外にも、東風「こち」の語源については数多くの説があるようだ。 筆者の私見では、東(ひがし)の語源「ヒムカチ」説が興味深く感じられるが、皆さまはいかがお考えだろうか? 関連ページ 太宰府に左遷される前の菅原道真が詠んだ有名な和歌 学問の神様として知られる菅原道真を題材とした日本の唱歌 先人たちが経験から学び伝えた有名なことわざ・故事成語まとめ.

次の