ひと よ 映画 ネタバレ。 【ひとよ】原作とあらすじ!キャストの佐藤健がスゴイ姿ネタバレ!

『ひとつの太陽(陽光普照)』感想(ネタバレ)…Netflix;影のお父さん : シネマンドレイク:映画感想&レビュー

ひと よ 映画 ネタバレ

どうぞお楽しみに🌖 — 映画『ひとよ』 hitoyomovie 「あなたたちが生まれた夜、わたしがどんなに嬉しかったか。 」 どしゃぶりの雨降る夜に、タクシー会社を営む稲村家の母・こはる(田中裕子)は、愛した夫を殺めた。 それが、最愛の子どもたち三兄妹の幸せと信じて。 そして、こはるは、15年後の再会を子どもたちに誓い、家を去った— 時は流れ、現在。 次男・雄二(佐藤健)、長男・大樹(鈴木亮平)、長女・園子(松岡茉優)の三兄妹は、事件の日から抱えたこころの傷を隠したまま、大人になった。 抗うことのできなかった別れ道から、時間が止まってしまった家族。 そんな一家に、母・こはるは帰ってくる。 「これは母さんが、親父を殺してまでつくってくれた自由なんだよ。 」 15年前、母の切なる決断とのこされた子どもたち。 皆が願った将来とはちがってしまった今、再会を果たした彼らがたどりつく先は— 引用: 桑原裕子さんによる「劇団KAKUTA」が2011年に初演した作品を原作に映画化されました。 暴力を振るう旦那を殺めてしまう母親。 その瞬間で時が止まったようになり一家はバラバラになってしまうが、15年後、再会した家族が、止まった時からまた動き出そうとしていく、 家族の愛と絆を感じられる切ないストーリーになっています。 本作は、 2019年11月8日公開予定です!さらに、12歳未満(小学生以下)の鑑賞には、成人保護者の助言や指導が適当とされる区分、 PG12指定となっています。 キャスト 稲村雄二:佐藤健 稲村大樹:鈴木亮平 稲村園子:松岡茉優 丸井進:音尾琢真 柴田弓:筒井真理子 歌川要一:浅利陽介 牛久真貴:韓英恵 稲村二三子:MEGUMI 友國淳也:大悟(千鳥) 堂下道生:佐々木蔵之介 稲村こはる:田中裕子 佐藤健さんは 俳優として活躍されています。 2006年テレビドラマ 「プリンセス・プリンセスD」で 俳優デビューされました。 また、同年8月公開の 「仮面ライダー電王 俺、誕生! 」で 映画初出演・初主演されました。 2010年1月NHK大河ドラマ 「龍馬伝」で時代劇初挑戦され、2012年映画 「るろうに剣心」や2018年映画 「億男」等数々の作品に出演されています。 松岡茉優さんは、 女優、タレントとして活躍されています。 2008年 おはガールとしてテレビ東京「おはスタ」に出演され2010年「おはスタ」卒業後は、女優の仕事に専念されたそうです。 2013年NHK連続テレビ小説 「あまちゃん」に出演され、2016年 「真田丸」で NHK大河ドラマ初出演されました。 2017年映画 「勝手にふるえてろ」で初主演し、2018年 「万引き家族」等々たくさんの作品に出演されています。 スタッフ 監督:白石和彌 脚本:髙橋泉 原作:桑原裕子 音楽:大間々昴 製作総指揮:佐藤直樹 製作:新井重人、千葉伸大、加太孝明、宮崎伸夫、瓶子吉久、渡辺章仁、永田勝美、豊田勝彦、有馬一昭 エグゼクティブプロデューサー:福家康孝、安藤親広 プロデューサー:高橋信一、長谷川晴彦、安田邦弘 アソシエイトプロデューサー:関根健晴、飯田雅裕 撮影:鍋島淳裕(J. ) 美術:今村力 照明:かげつよし 白石和彌監督は、 映画監督として活躍されています。 2009年 「ロストパラダイス・イン・トーキョー」で 長編デビューされる。 他にも2013年映画 「凶悪」や2016ドラマ 「火花」等数々の作品の監督をされています。 「ひとよ」のロケ地・撮影場所はどこ? 「監督のパブリックイメージとは異なる作品をその監督にオファーする」ことをモットーにしていた プロデューサーは、当時『凶悪』のイメージが強かった 監督へオファー。 『』の始まりです。 — 映画『ひとよ』 hitoyomovie 茨城県、千葉県、東京都内でロケが行われたようです! 終盤の撮影がナイター撮影(夜の間の撮影)のみで、完全に夜型に生活をシフトさせていたから、日本国内で時差ボケ。 まったく眠くならない汗 写真はある日の の撮影。 放水が花火のよう。 作中では 「稲村タクシー」として使われています。 また、茨城県の 大洗いサンビーチでも撮影が行われたようで、 映画のポスターもそこで撮影されたようです。 香取市小見川地区にて、佐藤健主演映画『ひとよ』のロケが進んでいる。 昨日も、小見川の路地を通行止めにし、ロケをしていた。 — かく kakuyan9600 千葉県香取市でも撮影が行われたようです。 「ドコモショップ小見川店」裏で目撃情報がありました。 また、千葉県印旛郡酒々井町にある、 東日本旅客鉄道成田線の駅「酒々井駅(しすいえき)」前で佐々木蔵之介さんの目撃がありました。 同日、ひとよの映像を担当した高橋信一さんのツイッターには酒々井駅前のせんどう酒々井店前から撮影の報告もありました。 ひとよを劇団に書き下ろした、2011年は東日本大震災があった年で、福島生まれの桑原裕子さんが 震災への思いも含めて書いているそです!震災の事を書いているとかではなく 「絆」という意味で、震災への思いが含まれているものと思われます。 そして、タイトルになっている 「ひとよ」とは、過酷な状況にあった家族を大きく変えたある 「ひとよ」=「一夜」で家族の時間が止まっていましたが、家族の 「絆」があって止まっていた時間がまた進み始めていくという事を伝えたいのだろうなと思います。

次の

【ひとよ】原作とあらすじ!キャストの佐藤健がスゴイ姿ネタバレ!

ひと よ 映画 ネタバレ

公開日(日本):2019年11月8日 監督:白石和彌 キャスト 佐藤健 (稲村雄二): 稲村家の次男。 東京で売れないフリーライターをしている。 子供の頃は小説家になりたかった。 15年前の事件を許せず、戻ってきた母に背を向ける。 鈴木亮平 (稲村大樹): 稲村家の長男。 吃音があり、子供の頃から引き気味のおとなしい性質だった。 電気屋に務めるサラリーマンで妻子持ちだが、妻とは母のことが原因で諍いがあり、別居中。 松岡茉優 (稲村園子): 稲村家の末娘。 事件がもとでいじめられ、美容師の夢を諦め、今はスナックで働いている。 母が、自分たちを助けるために父親を殺めたのだと信じている。 音尾琢真 (丸井進): こはるの甥で、稲丸タクシーを引き継ぎ、社長を務めている。 本当は漁師になりたかった、らしい。 筒井真理子 (柴田弓): 稲丸タクシーの事務員で、事件当時の事情を知っている。 夫と死別、娘と二人で痴呆の母親を抱えて懸命に働いている。 浅利陽介 (歌川要一): 稲丸タクシーの運転手。 雄二の同級生。 韓英恵 (牛久真貴): 稲丸タクシーの運転手。 雄二の同級生。 MEGUMI (稲村二三子): 大樹の別居中の妻。 幼稚園に通う娘、ミヨがいる。 事件のことを隠していた夫に不信感を持っている。 大悟(千鳥) (友國淳也): 堂下のタクシーに乗り合わせたチンピラ。 桑原裕子 (スナックのママ): 園子が働くスナックのママ、実は本作の原作者。 斉藤洋介 (コンビニの店主): 中学生だった雄二が万引きしたコンビニの店主。 佐々木蔵之介 (堂下道生): 稲丸タクシーの新人運転手。 生き別れた17歳の息子がいる。 田中裕子 (稲村こはる): 稲村兄妹の母親。 刑を終えて、15年ぶりに町に戻ってきた。 作品概要 バイオレンス映画の名手、白石和彌監督が手掛けた家族の物語です。 どうして、母がそんな凶行に手を染めたのか。 そして今。 目の前に現れた母に対して、苦労続きの15年と歪んでしまった自分たちの人生を振り返り、やるせない気持ちを噛みしめる子供たち。 哀しみの向こう側に未来があるのか。 茨城の海辺の町を舞台に、寄り添うように生きてきた家族の葛藤と、再生のための苦しみの日々を描いています。 【ひとよ】あらすじ(ネタバレなし) 雨の夜の別れ 2004年の5月。 酷い雨が降る夜に、大洗の小さなタクシー会社・稲村タクシーの敷地で、事件が起こりました。 社長の妻であるこはるが、酒に酔って暴言を吐く夫を、タクシーで跳ねて殺害したのです。 彼女には明確な殺意がありました。 夫は、普段から子供たちにまでも暴力をふるい、家族はボロボロだったのです。 子供を守るために。 むしろ、やり遂げたこはるには、それを誇らしいとすら思う気持ちまであったのです。 これで、思春期の子供たちは、満身創痍で怯える日々からやっと解放される! 脅かされることなく、好きなように生きられるはず…! 「15年経ったら戻ってくる」と言って去った母。 タクシー会社は目に見えない敵からの攻撃に疲弊する日々でした。 従業員も抱えている中で奮闘したのは、こはるの甥・丸井進でした。 事件当時の事情をよく知る事務員の弓や、今では雄二の同級生の要一や真貴も運転手として働いており、事務所はまるで疑似家族のような雰囲気になっていました。 そんな中で、15年目のその朝、一人の男が新たに新人運転手として出勤してきました。 穏やかなしゃべり口調の彼は堂下と名乗り、その日初めての乗務に出ていったのです。 命日 長男の大樹は子供の頃から吃音を抱えながら背中を丸めるようにして生きてきました。 機械いじりが好きで、縁あって石岡の電気屋に勤めていましたが、そこの娘であった妻の二三子とは、母親のことを黙っていたせいで巧くいかなくなり、彼女は娘を連れて実家に戻ってしまったのです。 末っ子の園子は、幼い頃からの夢だった美容師の学校に進んだものの、こはるの事件のことでいじめられて中退し、実家近くのスナックで働いていました。 二人は連れ立って父の墓にお参りをします。 「死んじゃってるけどさ…もっと死ね!」 一応の体裁を整える仏花と線香を供えて、園子は柄杓で水を墓石に叩きつけるようにかけたのです。 今日は15回目の父の命日。 母が帰ってくる、と告げていた約束の日でした。 東京で 稲村家の次男、雄二は子供の頃から本が好きで、小説家になることを夢見ていました。 しかし、現実は厳しく。 しがない風俗の記事などで糊口を凌ぐ日々です。 東京で一人、なんとか暮らしている彼の手元には古びたボイスレコーダーがありました。 それは、事件が起こる前にこはるに「お父さんには内緒」と渡された誕生日のプレゼントでした。 彼はその日からずっとそのボイスレコーダーを手にしていろいろなことを語り、記録を残していたのですが、それは図らずも、あの雨の夜の事件で母が語った全貌を残すことにもつながったのです。 こはるの帰宅 その夜、稲丸タクシーの運転手、真貴は客を乗せて近道をしようと走っていた山の中で、登山道から不意に現れた人影をギリギリ避けた!と報告しました。 事故にならずに良かった、と胸をなでおろす進でしたが、実はそれこそがこはるの姿だったのです。 帰ってきて欲しい、と願ってはいたものの、その帰宅にとまどう大樹と園子。 こはるは、刑期を終えてからも様々な土地を転々と働き、ほとぼりが冷めてくれることを祈って15年という年月を生きてきたのです。 C 2019「ひとよ」製作委員会 困惑が先行する子供たちよりも、進や弓、そして要一や真貴たちは「おかえり!」とこはるを迎え入れたのでした。 知らせを受けて大洗に戻ってきた雄二は、胸の中にある企みを抱えていました。 そのころ、両親の事情を黙ったまま結婚した大樹は、妻の二三子に離婚を求められることになってしまうのです。 父と息子 仕事に慣れ始めた堂下は、進に頼んで10万円を前借します。 随分前に別れたままの息子・カズキに「会いたい」と連絡を受けたのです。 「おとうさん」と呼ばれて、堂下は幸せなひとときを過ごしました。 ホルモンを焼いてお腹いっぱい食べさせ、一緒にバッティングセンターで遊ぶ。 男の子の父親としては、これ以上はない喜びの時間でした。 別れ際、そんなカズキに前借分の残りのお金の全て手渡して見送ると、一抹の寂しさが残りましたが、しかし、それは父親としての幸せをかみしめた最後の瞬間だったのかもしれません。 C 2019「ひとよ」製作委員会 彼女の中にも、子供たちとの間にある想いの齟齬に苦しみがありました。 彼らを地獄のような日々から解放できると信じていたあの行いが、違った形で彼らに降りかかり、苦しめていることに悩んでいたのです。 長い間、事務員として勤めていた弓は、事件の時のことを思い浮かべて、こはるを慰めてくれましたが。 彼女自身も痴呆の母親の徘徊に苦しんでおり、「楽になりたい」という気持ちに苦しんでいました。 そんな弓は、親子ほども年が違う要一と束の間の逢瀬を重ねていましたが。 夜遅く、そのさなかに鳴った娘からのLINEのメッセージを黙殺したことで、大きな後悔を抱えることになります。 (私だって、自由な時間が欲しい!) 誰も、そんな弓を責めることはできないはずでしたが。 その後、娘と二人で街中を夜通し探し回ったのに。 母は、水辺で溺れて亡くなっていたところを発見されたのです。 「おばあちゃん、殺しちゃった…」 呆然とした弓の告白に、こはるたちはなすすべもありませんでした。 降りかかる災厄 こはるの記事が再び週刊誌に掲載され、眠っていたはずの人々の記憶が掘り起こされていきました。 稲丸タクシーは誹謗中傷の嵐のさなかに放り込まれたのです。 C 2019「ひとよ」製作委員会 こはるは、しかしそれでもあの日の行いを悔いてはいなかったのです。 そんなある夜の事。 園子は、雄二のパソコンに週刊誌の記事の原稿と、事件の資料、そして今まさに彼が撮り溜めていた写真を見つけていました。 雄二はこはるのことをネタにして、フリーライターとしてのキャリアを積み、小説家になる足掛かりを狙っていました。 この15年の間に舐めてきた辛酸を昇華することもできず、素直に母親を迎え入れることもできず、彼自身も苦悩していたのです。 彼の過去 堂下がそんな稲丸タクシーでの仕事にも慣れてきた頃、大洗の港で一人の男を乗せました。 かつて、彼の配下だった友國です。 堂下はヤクザでした。 一人で足を洗い、生きなおすために大洗にやってきたのです。 友國は、北海道の利権の話をしました。 苫小牧から大洗に、フェリーで人が来る。 その人物をここから載せて東京まで送る仕事を頼みたい、と。 勿論、高額な料金はそのまま会社と堂下の利益になるはずでしたが、友國が真っ当な仕事の話を持ってくるわけはありません。 「あんたは後部座席に乗る人だ!」 それは暗に、こんな安い賃金で使われているよりも、過去の仕事に戻れ、と言っているようなものでしたが、堂下は断ったのです。 もう、その世界に戻ることはできない、と。 それは自分の為、何よりも息子の為。 そう思っていたのですが。 友國は、一度だけその仕事を受けるように、と言ってきました。 「ハヅキと言う名前で予約を入れるので、その客を乗せてくれ」 一度だけ。 それで済まないだろうという予感はしていましたが、堂下はしぶしぶその話を呑んだのです。 その日。 フードを目深にかぶった若い男がフェリー港の桟橋近くで待っていました。 「ハヅキさん?」 頷いて乗り込んできたのは、見間違うはずもない息子・カズキだったのです。 大事そうに抱えたバッグを東京に運べば20万円貰えるのだという、その仕事は、違法薬物の売人そのものでした。 カズキは友國によってシャブ中毒に墜とされ、そして手下にされていたのです。 「全てお前のせいだ」と罵倒され、シートを蹴飛ばされた堂下は悲嘆にくれました。 彼の過去の行いが家族を壊し、まだ高校生だったはずの息子をこんな目に合わせてしまったのだと思い知ったのです。 命がけの、チェイス その夜遅く、堂下の車が会社に戻ってきました。 彼の手には酒瓶があり、べろべろに泥酔している様子です。 普段、きっちり締められていたネクタイは緩んで胸元があいており、そこには見事な刺青がのぞいていました。 腕まくりした袖の下も同様です。 彼は生きなおすことを決めた時に酒も煙草も、バクチも一切手を出さないと決めたのですが。 あまりの哀しみと衝撃で、その禁を破ったのです。 その直後、こはるを助手席に乗せて暴走する堂下の車を真貴が発見し、営業所に連絡してきました。 たまらず、雄二はタクシーの鍵を取り、車を出そうとしますが、大樹と園子も同行しました。 あの日、雨の中で進が運転する軽トラで出頭しようとしていたこはるを、無免許の雄二が運転するタクシーで彼らは追いかけたのです。 父親が車の運転を厳しく仕込んでいたことで、迷わず大樹も園子も乗り込みました。 その時の記憶がフラッシュバックする中で、彼らのタクシーは大洗港のフェリーターミナルに向かう堂下の車を見つけましたが、制止に耳を貸すこともなく、堂下はアクセルを踏み続けました。 彼は、こはるを道連れにして海に飛び込むつもりだったのです。 その意図に気付いた雄二は、先回りして車をぶつけることでやっと彼を止めることに成功しました。 大切な「ひとよ」 やっとのことでとりもどした母・こはる。 C 2019「ひとよ」製作委員会 15年___人生の半分以上を間違えたまま生きてきてしまったかのような彼らは、途方に暮れ、子供のように泣き、しかし、それでも朝が来れば、生きていかなければなりません。 そしてまた巡ってくる日常の穏やかな時間。 雄二は、迷いながらもパソコンに残していた資料と原稿、そしてボイスレコーダーの音声をすべて消しました。 園子は、しまい込んでいた宝物のシザーケースを探り当て、こはるの髪を切るのだと庭に出ていきます。 ケープをかけて、それを待っている母の姿を見ている大樹と雄二。 こはるの言葉が、彼らの胸の内に去来します。 「___ある人には何でもない夜が、ある人には特別な夜にもなる」 15年前の哀しい雨の夜も。 大洗の港までこはるを追ったあの夜も。 そして、堂下が息子と過ごした夜も…。 大樹の夫婦の問題も、雄二や園子のこれからも、まだ何一つ本当に解決していなかったとしても。 少なくとも家族が互いの絆を認め、もう一度確かめ合うことができた今。 スポンサーリンク 【ひとよ】感想とレビュー 凄いもの観ちゃった、と、エンドロールが終わった時にふーっと胸の奥から息を吹き返したような気持ちになりました。 前の方のシートで見ていたのですが。 背後からはすすり泣きの声も聞こえてくる終盤、ああ、やっぱり白石さんの作品だなぁ、という独特の、意外性満載の小さなどんでん返しが畳みかけてくるような展開。 暴き尽くされてしまった感のある稲村家の家族だけでなく。 殺人に正義を求めてはいけないんだろうけど。 じゃあ、妻子を毎日ボコボコにしていた男を裁けなかった法や、彼を止め得なかった他の大人たちの罪は一体どうなるんだろう。 夫を車で跳ねて死なせたこはるの表情は、達成感と安堵だったのか、清々しく見えるような艶があり、他に選択肢がなかったのだと言いたげな意思をもった目をしていました。 しかし、きっと、その暴力から逃れることだけを考えていて、麻痺していたんだろうな、と。 ギリギリの瀬戸際で、それでもこはるが子供たちを何よりも大切に思っていたことがわかる瞬間がありました。 雨の中、夫を殺して戻ってきた彼女が子供たちに差し出したのは不格好なおにぎりの載った皿です。 そこにあった卵焼きは6切れ。 無意識に「こはるは自分がそれを食べる事は考えていないんだろう…」と直感するのです。 切ない程に子供の事だけを思っていた心情が焼き付けられたカットに、胸が苦しくなる思いでした。 実の母が、父を殺した…そこに残された子供たちの暮らしが、無遠慮な好奇心や悪意に晒され、乱され、差別され、悲惨なことになるかもしれない、という可能性に、彼女は気づけなかったのです。 気付いていたら、他の手段も考えられたかもしれない。 でも、こはるというひとは、残念ながら、そうではなかった…。 悪い人ではなく、むしろ子供を守りたくて、自分を犠牲にして夫に立ち向かったのに、掛け違えたものはあまりにも大きかったのです。。 委縮して黙り込む大樹。 後ろめたさを抱えながら、母のことをネタにして這い上がろうとする雄二。 こはるを信じ、そこに家族の温もりを求めた園子。 人生の半分、もしくはそれ以上に及ぶ失われてしまった時間を取り戻そうともがく彼らと、淡々と、あるいはシレっと周囲と馴染んでいくこはるの、少しずつ擦り合わさっていく思いを描いている秀作です。 白石監督が家族を描いたらどんな物語になるのか。 心に傷を抱えながらもお互いに関係しあって生きるすべを探していく稲村家に感動。 たとえボロボロになっても家族は家族なんだと。 家族同士の関係が希薄になりつつあるこの時代に本作は刺さるかもしれない。 良いとか悪いとかじゃなく、どっちも素晴らしいの。 今年の秋の邦画は豊作だなぁ、と思う瞬間ですね。 「ひとよ」観ました。 この監督の作品は好き嫌いあるのですが、(麻雀放浪記はダメでした)本作は好みの方。 悩みを抱えない家族はない、と。 すべての登場人物がそう。 この監督の暴力描写はいつも感心しますが、本作でも親父の子どもに対するDVがほんと凄まじかった。 思春期の息子たち、そして娘までをボコボコにする父親の醜悪さがこれでもか、と描かれ、さらに、大人になった大樹が自分の中にあったその遺伝子の片りんのようなものに気付いて絶望する瞬間とか、闇が深すぎて哀しくなる…。 「ひとよ」最愛の子どもたちの幸せの為に暴力の絶えない夫を轢き殺す。 前作『凪待ち』同様に「再生」をテーマに描いた本作は脚本の繊細さの欠落や、時に悪く加速するアクションに首を傾げるものの、役者陣の体当たりな演技に見事 救われる。 松岡や佐藤は言うまでもないが、鈴木亮平が素晴らしい。 家族の為に罪を犯した母と残された3兄妹15年後その母が帰ってきた…犯罪者の家族として兄妹がどんな気持ちで過ごしてしたか怒りとやるせない気持ちがリアルに描かれていた。 『ひとよ』みた。 ある事件を引きずる家族の物語。 みんな違ってみんな歪んでる。 すげー人間だなって思える場面が一杯あって、投げやりっぽいけどこの家族には薬になる良い台詞もあって、俳優もみんな良い。 私この映画すごく好き。 重いけど、白石監督作品で常連の音尾琢真が清涼剤になってくれる。 今回の進さんは人が良さそうな笑顔の向こう側で、踏ん張って踏ん張って子供たちを支えて会社を守って生きてくきた男気のあるおっちゃん。 本作の中では一番好きなキャラクターです。 まとめ この作品には、もう一組の親子が登場します。 こはるが戻ってきた日に稲丸タクシーに入社した中年の新人ドライバー、佐々木蔵之介さん演じる堂下。 慎ましい風情で人当たりの良さそうな堂下は、離婚した妻の元に残してきた高校生の一人息子のカズキに会いたいとせがまれ、孤独な暮らしの中で久々に、夢のような時間を過ごします。 その息子がまさか自分のせいで道を踏み外していたとは、思いもよらず。 そして、その結果を見てしまった時に、二度と飲むまいと決めていた酒を浴びるほど飲んで、こはるを巻き込んで死のうとした…親の因果というにはあまりにも悲しいその子供の現実に、白石監督はあまりにもすさまじい悲哀と慟哭を叩きつけてきました。 まくり上げられたワイシャツの袖からのぞく刺青。 それだけで、彼が過去にしでかしてきたこと、そして家族が味わっただろう苦悩がしのばれます。 観る側に投げかけられるものはずしりと重たく、しかしキャストさんたちの個性や、芝居の見事さによって小さな笑いと軽妙さがあり、その緩急の取り混ぜかたが素晴らしかったです。 田中裕子さんの、ぼんやりしているかのようでいて、ときどき予想もつかないふり幅でとんでもないことをしでかす母のこはる。 稲村家の兄妹に寄り添うようにして働いてくれた親戚のおじさん・進を演じた音尾琢真さんの懐の深さや、筒井真理子さん演じる事務員の弓の裏側にあった孤独と、後悔。 どのキャラクターも、一人として無駄のない凄い作り込みの密度です。 フェリーと、アニメ「ガルパン」の街・大洗を舞台にした物語は、最後の最期でその解釈を見る側に投げかけ、実際にこんなケースが身の回りにあったら、自分は一体何をどう思うのだろう、という余韻を持たせて終わるのでした。

次の

映画『her 世界でひとつの彼女』評価は?ネタバレ感想考察/人工知能の恋人が行きつく先とは

ひと よ 映画 ネタバレ

映画『ひとよ』のあらすじとネタバレ C 2019「ひとよ」製作委員会 港町の大洗。 15年前の大雨のある夜、両親の帰りを待っていた高校生の兄・大樹、弟・雄二、妹・園子の前に母・こはるが帰ってきます。 母親は3人の子供に震える声で「お母さん、さっき……お父さんを殺しました。 」と伝えます。 その父親は子供たちに暴力を振るっていました。 こはるは子供たちを守るため父親を車で轢いたのです。 そして、15年後には必ず戻ってくると伝え、警察へ出頭します。 15年の時が過ぎ、雄二(佐藤健)は東京で大衆雑誌の編集者として働くフリーライターになっていました。 大樹(鈴木亮平)は地元の電気店の娘と結婚し、雇われ専務として働き、そして園子(松岡茉優)は美容師の夢を諦め、地元のスナックで働いていました。 3人の実家「稲村タクシー」は、親族が経営を引き継ぎ、嫌がらせを受けながらも「稲丸タクシー」として営業を続けていました。 その日も、酒もタバコもしない新人運転手の堂下(佐々木蔵之介)を雇用し、仕事を教えていました。 そして3人は事件の傷が癒えないまま、それぞれの日常を送っています。 ある日の夜、大樹と園子の前に母こはるが帰ってきます。 大樹は母親が帰ってきたことを雄二に電話します。 電話を受けた雄二は実家に帰省します。 何も変わらない実家を見た雄二は、父親に暴力を受けていた日々を回想します。 次の日の朝、朝ご飯の食卓を4人で囲みますがそこには会話がありません。 3人は突然帰ってきた母親を前に何を話して良いのかわかりませんでした。 こはるは、名前を変え守り続けてくれたタクシー会社の皆に恩返しをするため、再び働き始めます。 そんな母を雄二は冷めた目でみます。 大樹と園子は母親を迎えたものの、雄二だけは事件後の出来事から母親を許せないでいました。 雄二は事件のことについて記事を書き、公表したことで再び嫌がらせが始まります。 また大樹は妻の二三子(MEGUMI)と別居しており、上手くいってませんでした。 そして雄二の書いた記事を見た二三子は事件のこと、母親のことを秘密にされていたことに腹を立て、大樹と言い争いをします。 言い争いの中で頭に血が上ってしまった大樹は、妻を殴ってしまいます。 その暴力性を父親と重ねた大樹は、こはるに「母さんは立派だから、暴力を振るった僕を殺すのか?」と怒りをぶつけてしまいます。 その言葉に腹を立てたこはるは、15年前に雄二がエロ本を万引きした店屋で、エロ本を万引きします。 周りの謝罪もあり、通報は免れたこはるに対して、雄二は「周りを巻き込むな」と言います。 それを聞いていた稲丸タクシー会社の社長の丸井(音尾琢真)は「巻き込まれてやれよ。 行動でしか思いを伝えれない人だって知ってるだろ」と雄二を叱責します。 その言葉に3人は、こはるは血の繋がった母親であることを痛感します。 一方で、新人運転手の堂下は会社から給与を10万円前借りします。 その夜、堂下は別れた息子と会います。 次の日、出社した堂下はこはると昨夜のことを話し、「親というものは仕方がないもので、子供の行動ひとつに一喜一憂する」と言います。 堂下に一人の顧客が接触します。 その顧客は、以前ヤクザをしていた堂下の後輩でした。 そして堂下は覚醒剤の運び屋の送迎を依頼されます。 依頼当日、堂下は運び屋をタクシーに乗せます。 しかし送迎の途中、その運び屋が自分の息子であることに気がつきます。 C 2019「ひとよ」製作委員会 その夜、絶望した堂下はウイスキー片手にタクシーを運転し、こはるを連れ去ります。 それをたまたま目撃したタクシー運転手の同僚の牛久(韓英恵)は、タクシー会社に無線を入れます。 その無線を聞いた大樹、雄二、園子の3人は母親がまた自分たちの元からいなくなってしまうと思い、追跡に向かいます。 3人と堂下のカーチェイスの末、雄二は、こはると共に海に飛び込み自殺を図ろうとした堂下の車に車をぶつけ、間一髪のところで阻止します。 雄二は堂下に飛びかかります。 堂下は雄二に「母親を出版社に売ることで母親のせいにして逃げるな」と言います。 その言葉に対して、雄二は今まで心に秘めていた思いをぶつけます。 その思いは、「母親が罪を犯してまで作ってくれた自由・夢を捨てるわけにはいかない」「母親を踏み台にしてでも夢を叶えなきゃならない」と言ったものでした。 園子はこはるの髪を切るため、外でこはるを待たせ、ハサミを取りに行きます。 兄妹3人で外で待つこはるを見ると、日光に照らされ、まるで聖母のような穏やかな表情で空を見上げていました。 互いに家族の繋がりを確認し、それぞれが日常を過ごす日々に戻りました。 映画『ひとよ』の感想と評価 C 2019「ひとよ」製作委員会 2018年の過去作『孤狼の血』や、同じ年の『止められるか、俺たちを』などで、擬似家族のような関係性から人間の信頼関係のあり方を描いてきた白石監督が、今回制作した映画『ひとよ』は、 血縁関係の呪縛という新しい視点から家族を説いた秀でた作品と言っても過言ではありません。 本作品『ひとよ』では、ギリシャ神話にあるオイディプス王の父親殺しをきっかけに、家族4人の間に軋轢が生まれます。 シリアスとエンターテイメントのバランス C 2019「ひとよ」製作委員会 本作では、とても重くなりがちなテーマを扱いながらも、ユーモアとアクションを巧みに挿入していくことで、重くなりすぎず、伝えることは、しっかりと伝えるという白石監督の見事な手腕が光る作品です。 そして脚本もとても素晴らしい完成度になっており、張っていった伏線を回収することは当たり前とし、 物語の核心を映像表現で視覚的に訴えかける演出は、お見事としか言いようがありません。 ラストのカーチェイスからの車同士のクラッシュは原作にはない演出ですが、母親が乗った車と子供たちが乗った車をクラッシュさせることで 家族同士でも衝突がなければ互いの思いは理解し合えないことを表現しているのでしょう。 ここには並々ならないほどの白石監督の 映画だからこそできる情熱を感じました。 さらに白石監督の魅力の1つに、 俳優の演技を引き出すことの上手さがあります。 もちろん実力ある俳優陣をキャスティングしていますが、俳優の持つポテンシャル以上の力を引き出し、さらに上の段階に上げています。 血縁関係にない俳優陣に血を通わし、血縁関係にあるように錯覚させるほどとても魅力的なものにしています。 また、母こはる演じる田中裕子さんの演技には 目が離すことができないほどの迫力がありました。 しかし個人的に混乱する演出もあり、それは「回想と現実」「家族4人の視点」が繋がったシークエンスのまま展開されていくため、時間軸と視点の持ち主に混乱しました。 2020年には『孤狼の血』の続編も公開されるそうなので、白石和彌監督の今後のご活躍にも大いに期待しています。

次の