桔梗 石膏。 小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいことうかききょうせっこう)について

桔梗石膏

桔梗 石膏

私が普段行う説明を書いています。 一般的な説明 今日は、小柴胡湯加桔梗石膏という漢方薬が出ています。 このお薬は、扁桃腺炎等の喉の炎症によく使われるお薬です。 日本で改良された薬になります。 お困りの症状に、先生はこれが良いと考えられたようです。 このお薬は、扁桃腺の炎症や痛みを取ってくれますので、一度、試してみてください。 身体が冷えたり、食欲が無くなりますと効き難くなりますので、体調には充分にお気をつけ下さい。 漢方医処方の場合の説明 今日は、小柴胡湯加桔梗石膏という漢方薬が出ています。 このお薬は、扁桃腺炎等の喉の炎症によく使われるお薬です。 日本で改良された薬になります。 お困りの症状に、先生はこれが良いと考えられたようです。 小柴胡湯という、風邪の中期のお薬を扁桃腺炎用に改良したお薬です。 このお薬は、扁桃腺の炎症や痛みを取ってくれますので、一度、試してみてください。 身体が冷えたり、食欲が無くなりますと効き難くなりますので、体調には充分にお気をつけ下さい。 専門家向けの内容です。 生薬構成 石膏10、柴胡7、半夏5、黄芩3、桔梗3、大棗3、人参3、甘草2、生姜1 出典 本朝経験方(条文は金匱要略の小柴胡湯より) 条文(書き下し) 「太陽病,過経十余日,反て二三之を下し,後ち四五日,柴胡の証の在る者には,先ず小柴胡湯を与う,嘔止まず,心下急,鬱々微煩する者は,未だ解せずと為すなり,大柴胡湯を与えて,之を下せば,則ち愈ゆ」 「傷寒四五日、身熱、悪風し、頚項強ばり、脇下満ち、手足温にして渇する証。 」 「婦人の中風、七八日続いて寒熱を得、発作時有り、経水たまたま断つ証。 」 「陽明病、脇下硬満し、大便せずして嘔し、舌上白苔の証。 」 「傷寒、差えて巳後、更に発熱する証。 」 「諸黄、腹痛して嘔する証。 」 「陽明病で、脇下が硬く貼り、大便が出ずに嘔き気があり、舌上に白苔があるもの。 」 「傷寒(冷えによる風邪)、治療を行い日にちが経ったが、更に発熱するもの。 」 「黄疸、腹痛して嘔き気があるもの。 」 解説 今日は、小柴胡湯加桔梗石膏についての解説になります。 本処方は、小柴胡湯に桔梗と石膏という2種類の生薬を足したもので、一般的に扁桃腺炎等に使われています(喉がマグロの赤身の様に赤い場合に使用すると言われているようです)。 それでは、最初に条文を見ていきます。 条文は、本処方の元になった小柴胡湯からで、要約しますと 「胸脇部の張りがあるもので、風邪の中期、往来寒熱、腹痛、吐き気、白苔,鳩尾のこわばり等があるもの。 」になります。 小柴胡湯は基本的に肝の疏泄(そせつ:流れ)を良くする処方ですので、それに伴い様々な症状が改善してきます。 次に、構成生薬を見ていきます。 構成生薬は、グループ分けしますと、 半表半裏の熱を取る:柴胡 胃の湿邪を去る、健胃:半夏、生姜 肺熱を清す:黄芩 分散・緩和:大棗、甘草 補気:人参 胃熱を瀉す、肺を潤す:石膏 排膿:桔梗 の様になっています。 小柴胡湯に桔梗と石膏を経験的に足して、よく効いたという処方になります。 足された2つの生薬のうち、 最もその処方の効果を変えてしまうものは石膏になります。 この石膏という生薬は、その生薬自体が胃熱を取るという効能であり、陽明の熱を取る処方でもあります。 更に、肺も潤わせますので、結局の所、黄芩の効果をUPさせる働きになります。 そう考えますと、添付文書通りに扁桃腺炎に使用するのが良いと考えられます。 また、少陽病陽明病の合病になりますので、熱状や痛みの激しく、桔梗もありますので、化膿しているものに使用するというのが良いでしょう。 その他所見は、柴胡の証がありますので胸脇苦満があり、往来寒熱、目つきが鋭く、イライラ等の肝鬱症状があります。 以上、まとめますと、 小柴胡湯加桔梗石膏は「小柴胡湯の半表半裏の熱(目つきが鋭い、胸脇苦満、往来寒熱、イライラ等)があるもので、より上焦の熱状が激しく、膿が溜まっているに使用する処方」と言えます。 本処方は、著し裏寒や脾虚がある場合には不適となりますので、注意が必要です。 鑑別 小柴胡湯加桔梗石膏と他処方との鑑別ですが、代表的なものに小柴胡湯、真武湯、排膿散及湯があります。 それぞれについて解説していきます。 小柴胡湯 小柴胡湯加桔梗石膏は小柴胡湯を出発点としており、鑑別対象となります。 上の解説の通りで、石膏が入っておりますのでその証には陽明病という炎症の極期の状態も併存しています。 風邪を罹患して数日経ち、扁桃腺炎等で炎症が激しくなったもので、喉が赤く腫れ、熱が高めで出たり引っ込んだりする(往来寒熱)状態で小柴胡湯加桔梗石膏の適応になります。 逆に、風邪に罹患して数日経ち、裏寒が無く柴胡の証があり、扁桃腺炎等の咽喉の炎症が無ければ小柴胡湯を検討しても良いでしょう。 真武湯 小柴胡湯加桔梗石膏と真武湯は、共に咽頭の痛みや腫れの処方であり、鑑別対象となります。 現代人は、痛みや炎症があっても症状が酷くない場合が多くあります。 その様な場合は虚の発熱である事があります。 その場合に小柴胡湯加桔梗石膏を使用しますと、逆に治りを悪くしてしまう事も往々にしてあります。 一見熱に見えても、目に力が無い、身体の中心部分を表す所が青いor白い等、虚状が見え隠れしている場合は裏寒外熱を疑います。 その場合は、真武湯に代表される温裏剤の適応となります。 真武湯以外に、食欲が無ければ人参湯や附子理中湯等、証を慎重に選びながら対応します。 排膿散及湯 小柴胡湯加桔梗石膏と排膿散及湯は、共に咽頭の腫れの処方であり、鑑別対象となります。 両者の違いで一番大きなところは、柴胡剤の適応がどうかになります。 つまり、胸脇苦満があり、往来寒熱、目つきが鋭く、イライラ等の肝鬱症状があるかどうかで両者は鑑別が出来ます。 お読み頂きありがとうございます。

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桔梗石膏の効能・効果

桔梗 石膏

有効成分 [ ] これまで発見された小柴胡湯の活性成分には以下のものがある。 Memorial Sloan—Kettering Cancer Centerにおいて臨床試験が行われている。 作用機序 [ ] 全体として半表半裏の熱虚症むきの方剤である。 ただし著しいのものには適さない。 柴胡は、作用機序の明確で無い多くの生薬の中で、比較的作用機序の明確になってきている数少ないものの一つである。 一つには構成成分のに様の作用があり、炎症に対して抗炎症的に作用する。 したがって、柴胡剤は・など、各種の慢性炎症に対するの「切り札」的な存在として脚光を浴びていたが、その後との情報が報道されたために、漢方医以外にはやや縁遠い薬になり、一時期ほど頻用される薬剤ではなくなった。 保険適用エキス剤の効能・効果 [ ] 体力中等度で上腹部がはって苦しく、舌苔を生じ、口中不快、食欲不振、時により微熱、悪心などのあるものの次の諸症。 諸種の急性熱性病、、、感冒、・などの結核性諸疾患の補助療法、、慢性胃腸障害、産後回復不全、における肝機能障害の改善。 臨床試験 [ ] 遷延した患者(小柴胡湯群131例、群119例)に対して、二重盲検ランダム化比較試験(DB-RCT)により、全般改善度、、、の切れ、食欲、・がプラセボよりも有意に有効であった。 慢性活動性と診断された116例を対象にした二重盲検比較試験において、血清トランスアミナーゼの有意な低下がみられ、肝機能障害の改善効果が認められている。 重大な副作用 [ ] との併用、またはの患者に投与すると、を起し死に至ることがある。 他に、、、肝機能障害、、 など。 小柴胡湯を服用して間質性肺炎を発症する頻度は10万人に4人の割合であり、インターフェロンの10万人に対し182人に比べると桁違いで低いが、世間一般で漢方薬には副作用がないという誤解があったため、マスメディアで死亡事件がセンセーショナルに報じられた。 小柴胡湯は次の患者には禁忌である。 高齢者への30日を越える投与。 インターフェロン製剤を投与中の患者。 肝硬変、肝がんの患者。 北里研究所東洋医学研究所研究部門長であったは、「小柴胡湯は100万人に処方されていること自体が問題だ。 医療用として出回っている全漢方薬のこれは3分の1に相当する。 漢方専門医から見ればこれは異常な数字で、漢方薬は患者の「」に合わせて処方するべきなのに、証を無視した的な安易な「病名投与」が行われていることに問題がある。 亡くなった10人は誤用投与で、1例は本来の疫学的異常による副作用が疑われる」と発言している。 関連する方剤 [ ]• 小柴胡湯から人参・甘草を除き・・を加えた向きの方剤。 小柴胡湯との合方。 小柴胡湯から甘草を除き・・、を加えた。 小柴胡湯に・を加えた。 小柴胡湯の症で咽の腫れ痛みを訴えるもの。 小柴胡湯との合方。 小柴胡湯との合方。 小柴胡湯との合方。 脚注 [ ]• Memorial Sloan-Kettering Cancer Center. 2012年9月6日閲覧。 Deng G, Kurtz RC, Vickers A, Lau N, Yeung KS, Shia J, Cassileth B 2011. Ethnopharmacol. 136 1 : 83-87. 加地正朗、柏木征三郎ほか「」『臨床と研究』第78巻第12号、2001年、 p. 2252-2268、 2009年12月30日閲覧。 Hirayama, C. , Okumura, M. , et. 1989. Gastroenterol Jpn. 24 6 : 751-759. 平山千里、奥村恂ほか「多施設二重盲検試験による慢性活動性肝炎に対する小柴胡湯の臨庆効果」『肝胆膵』第20巻、1990年、 p. 751-759。 , 2006年 126巻 10号 p. 973-978, :• 『宝島30』(宝島社 1996年6月号) この項目は、に関連した です。

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小柴胡湯加桔梗石膏(ショウサイコトウカキキョウセッコウ):ツムラ109番の効能・効果、副作用

桔梗 石膏

処方名:桔梗石膏 読み仮名:ききょうせっこう• 扁桃炎や咽頭炎などで、のどが腫れて発赤し、咳をともなうときに適します。 扁桃・咽喉・気道の炎症で発熱、口渇の強い方に用います。 熱(胃熱、肺熱)を取る石膏によって口渇を改善し、それに桔梗を加えることにより、咳(せき)や化膿にまで幅広く使えます。 生薬エキス製剤の去痰・排膿薬です。 桔梗は、気管支等に炎症がある場合に、この炎症にともない分泌される痰をきり、炎症を鎮める作用があります。 しかしその効果著しいため、やわらかい痰を出す咳、例えば肺結核で体力が衰弱している様な場合にはあまり好ましくありませんが、化膿して生じる膿(うみ)を溶かす力がありますので、この膿(うみ)を排出させる効果も認められています。 この桔梗に配合されている石膏は冷やす作用がありますので、臓器の炎症等に対しすぐれた解熱作用を現します。 この解熱作用は、頭痛・発熱の場合の解熱ではなく、内臓の炎症によって生じた、息苦しさや口渇のある場合これを冷やして下げる解熱作用です。 主治 消炎・鎮咳・去痰・咽痛の解除・排膿• 適応症:去痰、排膿、扁桃炎、扁桃周囲炎、咳嗽、化膿 次の症状のいくつかある方は、桔梗石膏が良く効く可能性が高いです。 効能・効果咳嗽あるいは化膿するもの 成分桔梗石膏の構成生薬は、桔梗と石膏の2種類です。 桔梗には痰や膿を排出する働きがあります。 石膏は硫酸カルシウムを主成分とする天然の石で、熱や炎症をひく強い作用があるといわれます。 桔梗 キキョウ …3g 石膏 セッコウ …30g 使用方法食前または食間に服用してください。 食間とは…食後2〜3時間を指します。 通常、成人1日6.0gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口服用する。 なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。 お湯で溶かしてから、ゆったりした気分で飲むとよいでしょう。 むかつくときは、水で飲んでもかまいません。 商品名 コタローN324 桔梗石膏エキス細粒(医療用)42包(2週間分) 適応症 のどの腫れ、せき、扁桃炎 販売価格 2,633円 税込 定価 2,633円 税込.

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