目が腫れる。 目やに:医師が考える原因と対処法|症状辞典

肝臓のピンチは「目」に現れる

目が腫れる

すぐに引く腫れは心配なし まぶたは皮膚が薄く簡単に腫れます。 過労や寝不足のほか、長時間泣いたという理由でもまぶたが腫れてむくんだ状態になります。 こうしたむくみによって腫れている場合、痛みもなく、その日のうちに引いて定期的におこるようなものでなければ問題はないでしょう。 しかし、いつまでも腫れたままの状態であれば病気を疑う必要があります。 また、虫刺されやケガなどで大きく腫れることもあります。 原因がはっきりしていて、それに対して治療もしているのであれば、改めて病院に行くべきか悩む必要はあまりありません。 美容的な処置には注意 まぶたは美容的な面で気にする人も多い場所です。 皮膚の薄さに反して、お化粧をしたり、接着剤のようなもので一時的にくっつけて二重まぶたにみせるアイプチなどをしたりするなど手が加えられやすい場所です。 そのため、化粧品などによるかぶれなどで腫れている可能性もあります。 もし、そうしたことが疑われる場合は一度、使用をやめて様子を見る必要があります。 ものもらいとアレルギーによる皮膚炎はまぶたが腫れる病気の代表 病気が原因でまぶたが腫れることも多くあります。 まぶた自体の病気としてよく知られているのは「ものもらい」です。 正式名は麦粒腫(ばくりゅうしゅ)ですが、地域によって「めばちこ」などたくさんの呼び方があり、それだけ身近な病気といえます。 まぶたの縁が細菌などに感染しておこり、腫れて痛みがあります。 目にあるマイボーム腺という脂分を分泌する穴が目詰まりしておこるのが霰粒腫(さんりゅうしゅ)です。 通常は痛みませんが、炎症に細菌などが感染して痛みがでることもあります。 ほかにもヘルペスなどウイルスが目に炎症をおこしてまぶたを腫らすなど、目の病気にはまぶたが腫れるものが多くあります。 まぶたを腫らす原因のもう一つの代表は皮膚炎です。 まぶたの皮膚は薄いため、触れた物質に対してアレルギーをおこす「接触性皮膚炎」がほかよりもおこりやすい部位です。 化粧品や、時には使用している塗り薬が原因で皮膚炎になることもあります。 合わせてあらわれる目の症状に注意 まぶたの腫れ以外に症状があるのであれば注意する必要があります。 たとえば目が充血していたり、痛みやかゆみなどがあったりする場合です。 アデノウイルスによる感染性結膜炎が重くなるとまぶたが腫れます。 この場合、結膜とよばれるまぶたの裏側や目の端、白目の部分が赤く充血します。 感染性結膜炎はほかの人にうつることがあるため、感染が広がらないように注意しなければいけません。 またアレルギー性結膜炎の場合も充血がおこります。 危険な病気がまぶたの腫れに潜んでいることもあります。 眼球の周囲や頭蓋骨内で眼球がおさまっている眼窩(がんか)の内部に感染が広がる眼窩蜂窩織炎(がんかほうかしきえん)や、脳底部の血管が血栓によってふさがれる海面静脈洞血栓症などには注意しなければいけません。 決して頻繁におこる病気ではありませんが、失明や脳の障害につながることがあり、発見された場合は緊急に治療をする必要があります。 痛みなど、腫れ以外の症状がある場合やいつまでも腫れが続く場合は「まぶたの腫れ」とあまり軽く考えるのはよくありません。 いつまでも続く腫れは目が原因とは限らない まぶたの腫れは目に関係がないこともあります。 たとえば腎臓におこるネフローゼ症候群ではまぶたも含めた全身がむくむため、顔の雰囲気が変わります。 腎臓は問題があると、体にむくみをおこしやすい臓器です。 また、腎臓以外にも肝臓や心臓などの機能不全でむくみがおこりまぶたが腫れた状態になります。 甲状腺機能亢進症などは眼球が突出することでまぶたが腫れて見えるようなこともあれば、甲状腺機能低下症もまぶたを含め顔が腫れた状態になります。 ほかの臓器に問題がおこり、まぶたが腫れている場合は、まぶたに痛みやかゆみもなく、赤くなることもないのが特徴です。 また、足など体のほかの部分も同時にむくみます。 白目が腫れるのはアレルギーかも まぶたではなく白目が腫れることがあります。 アレルギー性結膜炎では、白目の部分がブヨブヨとしたゼリー状になる結膜浮腫(けつまくふしゅ)をおこすことがあります。 アレルギー性結膜炎にはいくつか種類がありますが、どれも白目やまぶたの裏側の結膜が充血して突起状になります。 腫れは時間がたつと引きますが、またアレルギーを引きおこす物質と接触すると、再び同じように腫れがおこります。 花粉やハウスダストによるアレルギーでは、小学生くらいの男の子に多くおこる春季カタルという強い症状をおこすものがあります。 ほかにもコンタクトレンズを不潔な状態で使用しているとおこりやすい巨大乳頭性結膜炎などもあります。 かゆみを感じてこするとさらに目を傷つける可能性もあります。 腫れたらどうする?原因不明の腫れは早めに病院へ まぶたにしか症状がなく短時間で腫れが消えた場合はもちろん病院へ行く必要はありません。 まぶたを蚊に刺されて腫れたというような場合も、原因ははっきりしており虫刺され薬を塗るという対処法もあるので、わざわざ病院に行く必要がありません。 しかし、まぶたのように簡単に変化がおこりやすい体の部位については、病院への受診を迷うかもしれません。 そういった場合、原因がわからず腫れているなら受診しましょう。 また、腫れ以外にも痛みやかゆみ、充血、ほかの体の部位におこるむくみなどの症状がある場合は受診する必要性が高いです。 まぶたの腫れは目立つので最初に気がつく場所でもあります。 もしまぶたが腫れた場合は、冷静にほかの異常がないか確認することも重要です。 眼科?皮膚科?症状にあわせて選ぼう まぶたが腫れて、もし、目に充血やかゆみがあるなら眼科に行きましょう。 ものもらいや結膜炎などは眼科で診療する病気です。 まぶたの表側の皮膚に炎症がある場合は皮膚科です。 目の部分をぶつけた場合は、目に異常がおきていないか確認するためにも眼科を受診しましょう。 もし全身にむくみがあるような場合は内科を受診します。 簡単な腫れなら温冷法 朝起きたらまぶたが腫れぼったいという場合は、温めたおしぼりと冷たいおしぼりを交互に何度かあててみましょう。 病気によるものでなければ、これで血流が良くなり腫れが引くかもしれません。 もしひかなければ眼科を受診しましょう。

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目やまぶたの「腫れ」症状と考えられる病気

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日本小児科学会専門医。 2002年、慶応義塾大学医学部卒。 神奈川県内の病院・クリニックで小児科医としての経験を積み、現在は神奈川県横浜市のなごみクリニックに院長として勤務。 内科・小児科・アレルギー科を担... ふと子供の顔を見たときに、「あれ?目が腫れている?」と気づいて心配になったことがあるママやパパは多いでしょう。 鼻水や咳といった風邪のような症状には慣れていても、目の腫れはあまり経験することがないので、「何かの病気では?」と不安を感じてしまうかもしれません。 今回は、子供の目の腫れについて原因や対処法などをご紹介します。 子供の目が腫れるのは病気が原因のことも? まぶたの皮膚は薄いので、腫れてくると、赤くなって厚みが増し目立ちます。 さらに腫れてくると、目が開きにくくなり、半目のような状態になります。 それでは、子供の目が腫れる原因にはどのようなものがあるのでしょうか?まずは目が腫れる病気と、その対処法をご紹介します。 眼瞼炎の治療には、原因に合わせた服用薬や点眼薬が用いられます。 ものもらい 子供の目の腫れの原因のひとつに、ものもらいがあります。 治療法としては、症状に合わせた抗菌作用のある目薬を使用して対処していきます。 それでも改善がなければ、切開して膿を出すこともあります。 関連記事 涙嚢炎(るいのうえん) 涙の通り道である鼻涙管が閉塞すると、涙嚢というところに涙が溜まり、細菌感染が起きることがあります。 涙嚢炎は、抗生物質の内服や鼻涙管閉塞を改善するブジー(管状の内臓器官を広げるための医療器具)で治療していきます。 小児ネフローゼ症候群 小児ネフローゼ症候群は2~6歳の子供に多く発症し、目の周りや顔など柔らかい場所のむくみから気づきやすい病気です。 そのほかにも、下痢や食欲の低下、腹痛など消化器系の症状があらわれ、病気が進行すると腹部の膨満感や腸のむくみによる腹痛や胸水が溜まって呼吸困難を引き起こします。 小児ネフローゼ症候群の治療は基本的に入院し、ステロイドなどの内服あるいは注射をして、治療を行っていきます。 関連記事 子供の目はアレルギーや虫刺されでも腫れる? 子供の目は病気以外でも腫れることがあります。 病気以外で腫れる原因とその対処法は、以下の通りです。 アレルギー 食物や薬品、ハウスダストなどのアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)を体内に取り入れ、アレルギー反応として目が腫れることがあります。 原因がアレルギーの場合は目の腫れだけでなく、体の他の部分にも湿疹が現れることがあります。 アレルギーの対処法としては、アレルゲンを避けることが大切です。 誤ってアレルゲンを食べたり、アレルゲンに触れたりした場合は、一般的に抗アレルギー薬などを用いて症状を軽減させていきます。 関連記事 虫さされ 蚊やノミ、ダニなどにまぶたを刺されて、目が腫れることがあります。 腫れと一緒に強いかゆみが伴う場合は、虫刺されの疑いがあります。 ひどいかゆみが出ている場合は、冷たくしぼったタオルなどで冷やしてあげると、かゆみが和らぐことがあります。 子供が患部を搔き壊し、化膿してしまったら、医師に診てもらいましょう。 打撲 モノにぶつかるなどして目に強い衝撃がかかると、まぶたが赤く腫れることがあります。 打撲による目の腫れが起こったときは、患部に濡れタオルなどを優しく当てて冷やすようにしましょう。 外から見ただけでは分からない目の障害が起きている可能性もあるので、目をぶつけて腫れが生じたときは、念のため病院を受診するようにしてください。 子供の目の腫れに気づいたら、病院に連れて行くべき? 子供の目の腫れに気づいても、原因が分からない段階では、むやみに触らないようにしましょう。 そして、子供が目をこすって症状が悪化しないように気をつけてください。 そのうえで、目の腫れ以外の症状が現れていないかを確認します。 主には、目やにや涙は出ているか、かゆみはあるか、目以外に湿疹やむくみが現れているかなどです。 子供が頻繁に目を掻こうとしているときは、ものもらいや虫刺されの可能性があります。 また、目以外の体の部分に湿疹が現れている場合は、アレルギーが疑われます。 目の腫れ以外に何の症状も出ておらず、腫れ自体もそれほどひどくないときは少し様子を見てみましょう。 目の腫れがひどかったり、食欲がなく、ぐったりとしていたりする場合は、小児科か眼科を受診してください。 病院では原因に合わせた治療法が行われるので、きちんと医師の指示に従って対処してください。 どのタイミングで薬を飲ませるのか、お風呂に入れてもいいのかなど、日常生活で気になることがあれば受診時に確認しておくようにしましょう。 子供の目が腫れる前の状況を把握しよう 子供の目が腫れていると、びっくりするかもしれませんが、目が腫れる前に子供が何をしていたのかを思い出し、記録しておくことが大切です。 目が腫れる前は外で遊んでいたのか、家で寝ていたのか、何かを食べたり触ったりしたのか、状況によって、予想される目の腫れの原因は異なります。 病院を受診した際に、目の腫れの前に子供がしていたことを伝えると、原因究明につながり、診察がスムーズに進められますよ。

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アイプチでまぶたが腫れる原因と治し方

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いつもより目やまぶたがむくんでいる・腫れているように感じる時、見た目も気になりますが、健康面からも注意が必要なこともあります。 急にまぶたが腫れて熱を持っている• まぶたの腫れだけではなく目の充血や痛みもある• 片方のまぶただけが腫れている このような場合、どういった病気が考えられるでしょうか。 まぶたの腫れが知らせる病気 まぶたの腫れに伴ってさまざまな症状がある時、何らかの病気が隠れている可能性があります。 考えられるものとしては、次のようなものがあります。 まぶたの腫れが表れるよくある病気 まぶたの腫れから疑われる病気は、多くの場合以下の通りです。 霰粒腫 さんりゅうしゅ まぶたの裏側のマイボーム腺という場所に 肉芽腫 にくげしゅ という塊が発生する病気です。 初期症状としてはまぶたにしこりが生じ、しばしば腫れることがあります。 炎症が強くなると赤みが生じ、ときには皮膚から肉芽腫が出てきたり、まぶたにひきつれが生じることもあります。 数週間から数か月で自然に小さくなることもありますが、大きくなってしまった場合にはステロイド注射や手術で摘出などの治療が必要になることもあります。 受診の目安とポイント まぶたの腫れは数日のうちに自然と引くこともありますが、一方まぶたの腫れがなかなか引かない、日ごとにひどくなる、他の症状があるという場合にはできるだけ早く医師に相談しましょう。 その場合は基本的に眼科への受診でよいでしょう。 受診の際は、いつからまぶたが腫れているのか、他の症状はないのか、心当たりとなるきっかけがあるのかどうかなどを医師に伝えるとスムーズです。 日常生活上の原因と対処法 まぶたの腫れは普段の生活習慣から引き起こされていることもあります。 以下のようなまぶたの腫れの原因となる習慣がないかどうか、日常生活を見直してみるのもよいでしょう。 目を強くこすった まぶたは人間の皮膚のなかでも最も薄い部分です。 そのため、目をこすることで容易に刺激を受けて腫れてしまうこともあります。 目をこすりすぎたときは まず、目をこする原因となったなどがあれば、それを取り除きましょう。 目をこするという動作をなるべくしないことが大事です。 また、摩擦によって腫れたまぶたは乾燥しやすくなっています。 化粧水などで丁寧に保湿するのもひとつの方法です。 化粧品などの刺激 まぶたは皮膚が薄い分、肌に合わない化粧品などの刺激を受けやすく、乾燥や赤みなどの症状が出やすい部位でもあります。 スキントラブルを避けるために スキンケアもメイクアップもできるだけ肌への優しさにこだわっている商品を選ぶこともひとつの方法です。 また毎日アイメイクをしている人は、たまにはメイクをしない日を作るなど、まぶたを休ませる日を作るようにしてはいかがでしょうか。 アルコールや水分の取りすぎ アルコールや水分の取りすぎでまぶたがむくんだり、腫れたように感じることがあります。 一時的なものですが、飲み過ぎには注意しましょう。 よくならないときには このような工夫をしてもいつまでたっても良くならない場合は、何らかの病気が隠れている可能性も考えられます。 そのような時は一度眼科で相談してみましょう。

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