ジャズ 喫茶 ベイシー。 ジャズ喫茶「ベイシー」の選択―ぼくとジムランの酒とバラの日々 (講談社プラスアルファ文庫)

ジャズ喫茶ベイシーの音の秘密~ハイレゾ時代のスピーカー選び

ジャズ 喫茶 ベイシー

ベイシーのスピーカーシステム 密閉箱の容積は1kL近い巨大なものらしい。 低域再生限界は計算上50Hzだがそれ以下もダラ下がりに伸びていると見られる。 バスレフポートから出る音には遅れがあるが、密閉箱では共鳴による遅れが原理的にない。 下から上まで共鳴に一切頼らず、能率100dBOverを達成したシステムは、おそらくここ以外に無い。 過渡応答を最高にできる解の一つである。 私はベイシーに行ったことが無いが、このようなシステムから出てくる音は想像できる。 以前書いた高能率スピーカーの特徴 [1]が最高レベルで聞けるはずだ。 能率は90dBで十分? 市販されているスピーカーの能率は、昔から90dB前後のものが多い。 そのため、ほとんどの人がこの能率の音しか聴いたことがない。 「能率が低くてもパワーを入れれば同じこと」 そんな考えの人も多いようだ。 能率が低いスピーカーの応答は鈍いので、生音とはかけはなれた音しか出ない。 いくら材料や構造に金をかけても、能率で決まった音の傾向は決して変わらない。 そこには絶対的な「ランク」が存在するようだ。 そこで、能率別にランクを規定してみた。 高能率SPの音に少しでも興味ある人は、ぜひ参考にして欲しい。 ベイシーのシステム。 全ての音域を共鳴に頼らないで出す。 過渡応答を損なわずに十分な低音を出せる。 ローエンドは共鳴で伸ばした低域なので過渡応答はクラスSより劣るが、箱の体積がクラスSの半分以下で済む。 シネマ用のJBL 4722N、3722Nが該当する。 左はJBL 4722N、3722N JBL2015カタログより。 ベイシーのシステムに一番近いのがこれ。 受注生産で価格はペア60~80万円。 インピーダンス4オーム、能率はなんと104dB。 コレを自宅に持ち込んでる人はたぶんいまい。 異次元の音がするはず。 アンプは数ワットで事足りるので選択が難しい。 レイオーディオのRMシリーズやJBLのエベレストが該当する。 個人消費者に縁のない価格 600万円~ とサイズ。 軽いコーンを使って高能率のまま小型化したもので能率100dB前後の商品を手ごろな価格で入手できる。 ヤマハやはホームユースに使える候補 [2]。 このタイプは低音があまり出ないのでサブウーファーと組み合わせることが望ましい。 この場合、出来るだけ口径が大きく、パワーが入るもの 250W以上)の商品を組み合わせたい [2]。 クラスBを小型化して一般家庭に導入しやすいサイズにしたもの。 ウーファーの振動系が重くなって能率は95dB前後に落ちる。 昔からJBLがこのクラスの商品を多く作っている。 我が家のJBL S3100はこれに相当。 2018年の現行機ではがこれに相当する。 クラスE 中高域にホーンを使って能率90dB前半を達成している小型スピーカー。 [5]やサウンドハウスのがある。 低域はクラスCと同様サブウーファーと組み合わせて補う。 限られたスペースに設置するミニシステム、ミニホームシアターに好適。 当館ではCLASSIC PRO CSP6 にサブウーファーを組み合わせている [3]。 クラスF 能率90dBに満たないスピーカーすべて。 ハイレゾ対応と称する高級スピーカもここに入る。 高度な技術を投入しどんなに工夫を凝らしても、能率を犠牲にしたシステムからは、決して「いい音」が出ないことをこのクラスの高級ピーカーが実証している [4]。 オーディオ機器のボトルネックは今もスピーカー ベイシーのソースはアナログレコードという。 アナログレコードでこれだけいい音が聴ける。 ということは、今でもオーディオのボトルネックが音源 ソース ではなくスピーカーにあることを示している。 そのソースをハイレゾに替えたところで、違いが見えないのは当然のこと。 今のスピーカーに一番欠けているもの、次の進歩に繋がるKWは「能率」ではないかと考えている。 <参考購入先> <関連記事> 1.

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伝説のJazz喫茶「ベイシー」に行って来たのでレポ。

ジャズ 喫茶 ベイシー

星野哲也監督のを、アップリンク配給で、5月29日(金)よりアップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開します。 岩手県一関市にある、世界中から客が集うジャズ喫茶「ベイシー」。 その男は、レコードを演奏する。 「確かに便利な世の中になっているようだ。 音楽も持ち歩ける時代だ。 より良い音を再現するため、菅原は、開店以来使い続けるJBLのオーディオシステムに日々調整を重ねる。 故に、菅原が不在で営業したことは1日たりとも、ない。 そうして生み出された音は、聴く者に、演奏者がその場に現れたかのような錯覚を起こさせる。 本作では、菅原がかける名だたるプレイヤーのレコードを、アナログ録音の伝説的名器「ナグラ」で生収録。 菅原が再生する極上の音が、「ベイシー」の空気感も含めて収められている。 本作のために、5年にわたりのべ150時間もの映像を撮り続けたのは、本作が初監督となる星野哲也。 バーのオーナーであり、クリエイターでもある。 親交の深い彼だからこそ捉えられる菅原の素顔が収められている。 菅原正二の考える「ジャズ」、そして「ジャズな人」とは? ジャズファンはもちろん、ジャズを知らずとも、菅原自身の魅力を通して、ジャズ・オーディオの世界に引き込まれていく。

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ジャズ喫茶「ベイシー」の選択―ぼくとジムランの酒とバラの日々

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その男は、レコードを演奏する。 より良い音を再現するため、菅原は、開店以来使い続けるJBLのオーディオシステムに日々調整を重ねる。 故に、菅原が不在で営業したことは1日たりとも、ない。 そうして生み出された音は、聴く者に、演奏者がその場に現れたかのような錯覚を起こさせる。 本作では、菅原がかける名だたるプレイヤーのレコードを、アナログ録音の伝説的名器「ナグラ」で生収録。 菅原が再生する極上の音が、「ベイシー」の空気感も含めて収められている。 本作のために、5年にわたりのべ150時間もの映像を撮り続けたのは、本作が初監督となる星野哲也。 バーのオーナーであり、クリエイターでもある。 親交の深い彼だからこそ捉えられる菅原の素顔が収められている。 菅原正二の考える「ジャズ」、そして「ジャズな人」とは? ジャズファンはもちろん、ジャズを知らずとも、菅原自身の魅力を通して、ジャズ・オーディオの世界に引き込まれていく。

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